9月15日10時より、京都市会本会議場で9月定例会が開会されました。会期は10月28日までの44日間です。
今議会は、前半が補正予算や条例案を、後半で昨年度決算を審議するという、二段構えの長丁場。
地球温暖化条例改正等の注目の議案が目白押しですが、特に私たちにとっては議員提案政策条例「京都市自転車安心安全条例」を提出するという一大エポックの議会。真剣勝負の本格的スタートに、気合十分です。
本会議の提案説明は、私が登壇させていただきました。(NHKやKBSのニュースでも一瞬放送されました!)
まず、自転車が人身事故で加害者側となるケースが10年で5倍に増加していること、自転車事故の死亡率が3倍となっていることや、自転車保険の認知が進んでいないこと等を紹介。
ついで、平成19年に制定された「京都府自転車安全利用条例」があるのに、あえて京都市の地域特性に特化した条例を提案した理由について、具体的に説明しました。
また、議員団として市民目線を重視し、多くの方々から生の声を積極的に求めたことを強調しました。
まず、アーケード設置の市内23ヶ所の商店街に聞き取り調査を実施(7月17日〜31日)。
次に、議員団ホームページや市役所議員団室等で公開したパブリックコメント(市民意見募集)に33名の市民の方から62件のご意見を頂戴したこと(7月30日〜8月30日)。
そして、市内の各年代の自転車利用者301名のアンケート調査を実施(9月1日〜10日)しました。
議会に提出した「京都市自転車安心安全条例」の全文もPDFファイルでごらんいただけます。ぜひお読みください。
・京都市自転車安心安全条例 (104K)
・商店街における自転車走行に関する調査結果 (92K)
・パブリックコメントについての報告 (116K)
・自転車の安心安全についての意識調査 (100K)
ニュースを見逃した方、また、ご関心のある方は、後日インターネット中継で公開されますのでご覧ください。本ホームページでもアップする予定です。また、本会議演説の詳細については、後日「吉田たかお演説集」にてご紹介します。ご期待くださいませ。
この条例案は、市会くらし環境委員会に付託され、17日に質疑が行われたあと、審議が深められ、28日に討論結了、29日に本会議で採決される予定です。
前向きで積極的な議論が展開されて、多くの議員からご賛同をいただけるよう、頑張っていこうと決意しています。
市民生活を守り、京都を活性化していくには、地方分権を具体的に進めていくしかありません。今回の条例提案がそのきっかけになれば、こんな嬉しいことはありません。
歴史を拓くため、有意義な合意形成をすすめていく議会です。やりがいに燃えて、真摯に謙虚に、頑張ってまいります。よし、ダッシュ!