平成26年(2014年)12月1日 地下鉄醍醐駅前ほか
※12月14日投票の衆議院議員選挙に向け、本格的に街頭演説会を連続開催しています。解散した11月19日から休むことなく連日連夜、市内を駆け巡って公明党の政策と実績を訴えました。また、京都府本部広宣遊説局長として、比例代表・竹内ゆずる候補の選対本部で街宣を担当。公示後も京都中を駆け回っています。
【はじめに】
みなさん、こんにちは。平和と福祉の党・公明党でございます。平素は、公明党の活動に温かいご理解とご声援を賜り、心よりお礼申し上げます。ありがとうございます。
私は、平和と福祉の党・公明党の京都市会議員、吉田たかおでございます。このたび、6期24年お世話になった谷口弘昌市会議員が定年で引退することとなり、その後を受けて明年の4月におこなわれる京都市会議員選挙に公明党から公認され、ここ伏見区より立候補させて頂くこととなりました。
現在、現職の市会議員として2期8年、京都市活性化のために汗を流し、京都市内を走り回っております。谷口議員の引退に伴って、上京区から伏見区に引越し、一からやり直す決意で、新天地で元気いっぱいに活動しております。谷口議員と比べて、キャリアも実力も及ばない新米ではございますが、コツコツと地域を歩いて、誠実に着実に、市民の皆様の生の声を真正面から受け止め、切実なご意見ご要望を具体的なカタチとして実現し、「応援して良かった」と喜んで頂けるよう、真剣の二字で頑張って参ります。
キャッチフレーズは、吉田という苗字と「ダッシュ」を足して、「よしだッシュ!」でございます。吉田がダッシュで「よしだッシュ!」、「明日の伏見へよしだッシュ!」―この合言葉で伏見の街を全力疾走でダッシュいたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
【市政報告】
私・吉田たかおは、2007年に初当選させて頂いてより7年半、多くの皆様からご信頼とご期待をいただき、市民相談も5,000軒を数えております。また、膝づめの訪問活動も「爽やか訪問対話」と銘打ち、40,000件以上積み重ねております。
公明党は現場第一主義でございます。現地調査に裏付けられた様々な政策提言を積み重ねていくなか、100年を超える京都市政で初めての議員立法「京都市自転車安心安全条例」を創りあげるなど、京都市の議員提案政策条例4本のうち3本に携わらせて頂きました。「政策創造集団・公明党」が京都市政の活性化をリードしているのです。
また、昨年は空き家対策条例が制定されました。これは、市民の声を受けて私が本会議で取り上げて以来、行政側と丁々発止のやり取りを繰り返したうえで、有識者の審議会でも議論が展開され、条例制定とともに本格的な空き家対策がスタートしたものでございます。嬉しいことに、この条例は空き家対策の第一人者である学者の方が雑誌で「200を超える自治体で空き家対策の条例が制定されているが、京都が最も完成度が高い」と高く評価しておられます。
京都市財政をひっ迫させていると言われた地下鉄の財政再建問題にも貢献しました。なかでも、「駅ナカビジネス」は四条駅や京都駅だけでなく三条京阪や山科駅でもオープンするなど、多くの方々の支持を得て前進し、単年度黒字のけん引力となったのでございます。
それ以外にも、私が提言した政策は、本格的なプロジェクトチームが発足して力強く前進しているケースが少なくありません。家庭ごみを砕いて発酵させ、ガソリンの代替燃料を精製する「都市油田発掘プロジェクト」は本年2月の本会議で門川市長が実用化を明言。
災害に強い自治体に生まれ変わると同時に、超高齢化時代に福祉事務がパンクして破たんしないために不可欠な「電子自治体」構想については、20年以上IT企業で勤務した経験と知識を生かして議論を重ね、その第一歩として「マイナンバー制度プロジェクトチーム」がスタートしました。
そして、犬や猫のふん尿被害についても、プロジェクトチームが発足して対策を練り始めています。7月に提出した政策提言を受け、門川市長は明年に本格的な施策展開を開始する約束しました。これからも、愛する京都の活性化に向け、市民に身近な地方自治体の議会をより開かれたものにするよう改革を進めて、子供たちや高齢者の皆さんの笑顔が輝くまちづくりに貢献してまいります。
【衆議院選挙の意義】
さて、いよいよ明日に衆議院議員選挙が公示され、本格的な選挙戦がスタートします。12月14日の投票日まで何かとお騒がせし、恐縮の極みでございますが、今回の選挙は自公連立政権が進めている経済政策を継続して景気回復を軌道に乗せるのか、それとも不安定な政治が国民生活に混乱を招いてしまうのか、まさに正念場の時期に国民の皆さんの信を問う、きわめて重要な選挙でございます。なにとぞ、私たち公明党の訴えに耳を傾けてくださいますよう、心よりお願い申し上げるものでございます。
今回の解散総選挙は、アベノミクスが軌道に乗って経済再建を加速させるため、消費税10%への引き上げを延期するという決断を下した安倍総理を支持するかしないのかが問われます。私ども公明党は庶民の視点に立脚し、この決断を受け入れました。次の引き上げまでの2年半の間に、経済活性化の光が中小企業や庶民の生活に届くため、弱い立場の方々に配慮した経済政策を進めるとともに、庶民の負担を軽減する「軽減税率」を何としても実現するために議論を重ねる決意でございます。
ところが、野党の皆さんは「アベノミクスは失敗だ!」と叫ぶだけで、具体的な対案を示しておられません。実に無責任だと言わざるを得ないのではないでしょうか。この20年、パフォーマンスが横行し、不毛な権力闘争が繰り返されてきました。劇場型政治のポピュリズムで、何とかチルドレンが登場したものの、何の役にも立たず使い捨てられています。
もう、そんな政治を終わらせなければなりません。反対のための反対を繰り返し、建設的な政策提言をしない無責任な野党が、与党の不満の受け皿になったとしても、何も変わらない。不平不満を煽り立てる政治手法がいかにダメかが、3年間の民主党政権ではっきりとしたではありませんか。
【公明党の使命】
公明党は、自民党との連立政権において、言うべきことはハッキリと言っています。与党と野党の要として、リーダーシップを執って“足の引っ張り合い”をやめさせていく役割が、公明党にあるのです。
経済政策においても、富裕層や大企業が潤うだけで中途半端に終わってしまえば、庶民の暮らしに光が届かないままです。公明党が与党にいる限り、“弱者切り捨て”にならないよう、経済活性化を今まで以上に進めていくことが可能になると、声を大に訴えるものでございます。
公明党は、昭和39年(1964年)11月17日に誕生し、本年結党50年を迎えました。結党時のスローガンは、「大衆福祉の公明党」でございます。この50年、福祉の充実こそが政治の使命であるとの確信でぶれずに頑張ってきました。そして「福祉なんか票にならへん」と馬鹿にしてきた既成政党も、今は福祉を掲げない党はありません。その時代を切り開いたのが公明党なのでございます。
人口減少時代に突入し、少子高齢化が加速度を増すなか、年金・医療・介護の財源をより安定したものとしていくため、自民党と民主党そして公明党が三党協議で消費税率の引き上げを合意しました。その際に公明党は条件を掲げました。それは、消費税の増税分は福祉以外には使わないこと、そして弱い立場の庶民に配慮するべきであるという点です。
食料品などの生活必需品の税率を低く抑える「軽減税率」は、まさに庶民の負担を軽減する政策であり、ヨーロッパ諸国で導入されて大きな成果を挙げています。日本でできないはずはありません。この「軽減税率」を明確に主張している唯一の政党である公明党が、庶民本位の福祉を充実することができると、この場をお借りして宣言させて頂きます。
この解散総選挙で公明党が多くの皆さん方から御支持を受け、議席を拡大していけば、安倍政権の中で今まで以上に発言力を増すことができます。自民党内にも根強い「軽減税率」慎重派や反対派を上回れば、弱者切り捨てを許さない公明党の政策が実現できます。しかし自民党が一人勝ちしてしまえば、公明党の主張に耳を貸さない勢力が勢いを増してしまい、「軽減税率」が骨抜きになってしまう心配が否定できないのです。
なんとしても、平和と福祉の党・公明党を勝たせてください。庶民の暮らしを守るため、そして平和外交を力強く推進するためにも、連立政権の中で公明党の影響力を大きくさせて頂きたいのです。
【衆議院選挙の勝利に向けて】
今回の選挙は、今までのように、ムードやイメージや風に左右されてはならないと思います。ムードやイメージや風に左右されるのではなく、政策の中味が大事です。どの党の政策が庶民のために役に立つのか、どの党が将来の日本のビジョンを明確に示しているのかを、じっくりと見比べ、見極めて頂きたいと心の底から訴えるものです。
2012年の衆院選で、各党のマニフェストを徹底的に検証した早稲田大学マニフェスト研究所が、最も高い点数をつけたのは公明党でありました。マニフェストNo1の公明党への信頼が拡大し、発言力が増すことによって、政局重視の政治が、政策本位の政治に転換していくと確信するものでございます。
どうか、平和と福祉の党・公明党に、今まで以上の力強いご指導とご鞭撻を心よりお願い申し上げます。本日は、大きなマイクで大変にお騒がせいたしました。以上をもちまして、平和と福祉の党・公明党の京都市会議員、吉田たかおのご挨拶を終わります。ありがとうございました。
(ネット選挙が本格的になっているなか、私もFBやツイッターで発信していますが、本格的な政策を訴える場として、本ページを活用させて頂いています。この長い文章をお読み下さった皆さんに、心から感謝申しげます)