吉田たかお演説集

2013憲法記念の日街頭演説会

平成25年(2013年)5月10日 千本丸太町交差点ほか

※ゴールデンウィークから5月初旬にかけて、憲法の日を記念した街頭演説会を区内各地で敢行。党の京都府本部広宣遊説局長として、府下全域の演説会を運営しました。公明党の使命を確信こめて訴え、多くの方々から励ましの声を寄せていただきました。
 

【はじめに】
 みなさん、おはようございます。平和と福祉の党・公明党の京都市会議員吉田たかおでございます。いつも大変にお世話になっております。ありがとうございます。

 おかげさまで、私・吉田たかおは、2007年に京都市会議員に初当選させていただいて以来、6年が経ちました。その間、多くの皆様からご信頼とご期待を頂戴し、市民相談も4,000件を数えております。これからも、市民の皆さんと行政の橋渡しとなって、京都活性化のお役に立ち、お世話になっている方々にご恩返しをさせていただきたいと念願しています。

 皆様のお近くで長年の地域の問題があったり、お困りの方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に、私・吉田たかおまで声をおかけくださいますよう、お願い申し上げます。キャッチフレーズは、「吉田がダッシュ」で“よしだッシュ!”です。よろしくお願い申し上げます。
 

【憲法改正について】
 さて、本年の5月3日は、66回目の憲法記念日でございます。公明党は、憲法の日を期して、全国一斉に街頭に立ち、平和への熱い思いを訴えさせていただいています。

 私たち公明党は、憲法改正に対しては、何が何でも反対という立場ではありません。一字一句変えてはならないというようなカタクナな考えではありません。60年以上経過しており、環境問題やプライバシー、人権などについては不足している部分も多いので、時代に合わせて大事な点を加えていくことは重要であると主張しています。

 また、縦割りの弊害や二重行政などが指摘されている中、中央集権から地方分権を促進して「国のカタチ」を構築していくという重大なテーマについて、積極的な改革を進めている立場です。ようするに、憲法を時代の変化に対応した良いものに変化させていくことは、大いに賛成であるとの考えに立っているのでございます。

 しかしながら、憲法の3つの柱である「基本的人権の尊重」「国民主権」「平和主義」については、今後も堅持していくべきであるという信念を持っていることは、言うまでもありません。

 したがって、安倍総理やその周辺におられる方々の口から「国防軍」とか「海外派兵」というキナ臭い言葉が出てくることに対しては、「ちょっと待て!」と申し上げざるを得ないのでございます。

 今、尖閣諸島や竹島などの領土問題が過激に報じられ、「けしからん!」という勇ましい感情論が噴出しています。このようなデリケートな問題には、偏狭な国家主義に煽られて、まるでケンカ腰の態度に出てしまったら、果たして国益を守る外交が展開できるのでしょうか? 

 第2次大戦の時代、「バスに乗り遅れるな」と軍事大国の道を突っ走り、無敵皇軍が負けるはずがないとタカをくくって、慎重論を唱える人を卑怯者と罵倒する人があちらこちらに充満して、あの無謀な戦争を引き起こしてしまったことを、決して忘れてはならないのではないでしょうか。

 世界の平和と安定のため、生命の尊厳を根底に置く公明党が、リーダーシップをとっていかなければならないと自覚を新たにするものでございます 。
 

【経済再建や福祉充実を優先】
 私たち公明党は、国論を二分するような安全保障の議論にのめり込むことは性急に過ぎると考え、拙速な憲法改正論議には慎重であるとの立場を表明しています。

 その前にやるべきことは山のようにあるのです。経済再建の見通しが立ったといっても、それはテレビの中で報道されているだけで、庶民の暮らしにその光が届いているとは到底言えないのではないでしょうか。

 大企業の経営が持ち直したら、「ああ、これで大丈夫」と経済政策を縮小してしまえば、まさに「弱者切り捨て」になってしまいます。安部内閣の中で言うべきことを言いきっていくことが重要であります。

 これから、高齢化時代が加速度的に進行します。福祉が破たんしないため、消費税増税分の使い道をどうしていくべきか――極めて深刻かつ重要な問題ではないでしょうか。

 子育て支援といっても、働きたくても働けない方々へのきめ細かな具体的な政策が求められます。結婚したくてもできない若者が多い事実から目をそむけず、若い方々の声を反映した政策を実現していかなければなりません。

 そんな中、今までの政治は党利党略の足の引っ張り合いに終始していました。華々しいパフォーマンスで国民の不満を煽り立て、不安に付け込んできました。もう、そんな劇場型のポピュリズムはごめんだと多くの人が思っておられます。

 与党と野党の間に入って、政策実現の要としてリーダーシップを執っている公明党の枠割は、ますます大きくなってくると声を大に申し上げるものでございます 。
 

【安定は希望です】
 今回の参議院選挙で、不安定なねじれ現象を解消して、経済活性化の政策を今まで以上に加速していくことが、庶民の暮らしを守り、希望ある未来を切り開いていくと確信し、私たち公明党は地域に根を張った草の根ネットワークで頑張っています。

 平和と福祉の党公明党に、そして地元の市会議員吉田たかおに、今まで以上のご指導とご鞭撻をなにとぞよろしくお願い申し上げます。

 本日は、早朝より大きなマイクで大変にお騒がせいたしました。以上をもちまして、平和と福祉の党・公明党の京都市会議員吉田たかおの早朝のご挨拶を終わります。ありがとうございました。

(区内で敢行した演説会は自転車で回ったため写真は映していません。今回のページで紹介した画像は4月29日に山本かなえ参議院議員が三条河原町で行った青年局主催の分と、5月6日に竹内京都府本部代表とともに福知山市で開催した演説会の分です)


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