吉田たかお演説集

第3回上京街かどセミナー

平成22年(2010年)2月24日 西陣織会館5階展示場

※西陣織会館に上京区役所の南副区長を招き、第3回目の街かどセミナーを開催。満員の113名の方にご参集いただきました。
 

【ごあいさつ】
 みなさん、こんばんは。本日は、お忙しいところ、また、オリンピックのテレビ中継があるにもかかわらず、このように多くの皆さまにご参集いただき、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 京都市会議員の吉田たかおでございます。主催者を代表し、一言ご挨拶を申し上げます。

 お陰さまで、私・吉田たかおが、2007年の4月、京都市会議員選挙に当選させていただいて以来、まる3年を迎えようとしています。その間、多くの皆さまにご信頼とご期待をいただき、市民相談も1,000件を突破することができました。

 また、代表質問や予算委員会で、財政危機にひんしている京都市政の問題解決のため、様々な政策を提言し、何度も新聞やテレビにも取り上げられました。

 去年の12月に本会議で演説したことがきっかけで、何とテレビ番組の「電車男」で皆さんも聞いたことがあると思いますが、あの「2ちゃんねる」というインターネットの巨大掲示板で話題になり、ちょっとした有名人にもなりました。まっ、ネットの世界だけですけどね。

 どこまでも、現場第一で研鑽に励んで、京都活性化のお役に立つ議員に成長して、お世話になっている皆様にご恩返しをさせていただく決意でございます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 この「上京街かどセミナー」も、第3回目を迎えることができました。過去2回は、地球温暖化対策やごみ減量・リサイクイルなどの大事な問題に対する京都市の取り組みなどを紹介するとともに、行政へのご質問やご要望、ご提案なども、参加者の皆さんから頂いてまいりました。

 街かどや軒先で世間話をするようなイメージで、生活に身近な話題を、肩肘を張らずに語り合い、京都市の未来に生かしていきたい――そんな想いで、親しみやすく、わかりやすいように工夫してまいりたいと思っています。皆さんも、ぜひリラックスしてお聞きいただけますよう、お願い申しあげます。
 

【講師紹介】
 本日のテーマは、「上京区まちづくりの現在と未来 〜区制130周年の上京区を熱く語ろう〜」とネーミングし、上京区役所の南副区長を講師にお迎えました。

 私たちの上京区は130年前に誕生しました。京都市ができる10年も前という、ビックリする古い歴史と伝統を誇っています。高齢化社会のなかでの地域活性化、安心安全のまちづくり、コミュニケーションの促進など、多くの課題がありますが、同時に、区内の人口が、全ての世代の中で20代の若者がもっとも多いという、未来への可能性を秘めている街でもあります。

 南副区長は、区民部長というお立場で、10年後20年後を見据えた上京区の未来の街づくり構想を策定する「基本計画」の中心者として、住民円卓会議などを運営されています。

 また、130周年記念の多彩な行事の責任者としてご活躍中で、3月7日に集大成の記念式典も控えているという、大変にお忙しいスケジュールをやりくりして、本日の講師として来ていただきました。

 大変に恐縮でございますが、ここで皆さんのほうからも、もう1度、南副区長に拍手を送っていただきたいと存じます。

 この後バトンタッチして、前方のスクリーンに画面を映して、約20分ご講演をしていただき、その後は私がもう1度登場して、30分ほど、対談形式でいろいろとお聞きしていこうと思っています。田原総一朗氏ほど迫力ある迫り方はできませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

【市政報告】
 今、京都市会では、22年度予算を審議する議会が開かれています。市民の皆さんからお預かりした大切な税金を、無駄なく公平に、効果的に使っていくため、山のような書類を読みながら、取材を重ね、智恵を絞って、庶民感覚を忘れずに、議論を重ねております。

 本日も、お昼に代表質問が行われ、南区の大道議員、左京区の柴田議員、下京区の井上議員の3人が登壇し、京都市の未来を見据えた政策を提言し、前向きな答弁を勝ち取りました。

 また、明日からは予算委員会が始まり、地下鉄の経営健全化計画や、中小企業支援、子育て支援や福祉の充実など、予算や条例などの議案を徹底的に審議することとなっています。頑張ってまいります。

 そんな中、うれしい報告がございます。昨年10月の代表質問で私が訴えた政策が、今回の予算案に具体的な形として、いくつも実現されたのです。お手元の資料に紹介させていただいておりますので、ご覧ください。

 1つは、3人乗り自転車のレンタル制度です。子育て支援として、また、安心安全の推進のため、若いお母さんがお子さん2人を自転車に乗せるために、メーカーが開発した最新の安全基準の自転車がありますが、値段が高くて大変ですので、これを行政が責任を持って安く貸し出す取り組みが、22年度から始まります。

 2つめは、観光客が今以上に増え、公共交通の収益が上がるための提案も実現しました。観光案内表示や地下鉄へ誘導する案内板などを、より分かりやすく改訂し、数も多くさせていくというものですが、これも今回の予算に組み込まれました。

 3つめは、携帯電話などの小型家電に含まれる希少金属、レアメタルと言いますが、これをリサイクルする取り組みが、より充実することとなりました。

 これらは、ここ1ヶ月の間に新聞各紙にも掲載されているくらいの注目の施策でして、皆さんの中にもご存じの方もいらっしゃるかもしれません。実は3つとも、昨年の代表質問で訴えたものなのでございます。

 つまり、私たち公明党が足で稼いだ実績ということでございまして、いずれも、市民相談などで地域をダッシュするなかでお聞きした声がきっかけで、政策として提言したものです。本当にありがとうございます!

 このように、皆さんから頂戴するご意見ご提案を行政につなぎ、実を結んだ事例がたくさんございます。市民の生の声こそ、京都市にとって一番大切な政策の源(みなもと)です。ぜひ、これからもどしどし、お気軽にお寄せ下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 ちょうど、私の持ち時間が終わりました。マイクを南副区長にお渡しします。以上で、私・吉田たかおからのご挨拶を終わらせていただきます。ありがとうございました。
 

(吉田のあいさつの後、南副区長がスライドを駆使して「まちづくり」について講演。わかりやすいと好評でした。第2部では対談形式で、上京区の諸課題についてパネルディスカッション。熱心な質問も相次ぎ、活発なセミナーとなりました)


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