吉田たかお演説集

阪神大震災の日街頭市政報告会

平成22年(2010年)1月17日 北野商店街・堀川商店街ほか

※阪神淡路大震災の日に、区内10ヶ所で街頭演説会を敢行。激震続く動乱の世相のなかで、庶民の命と生活を守る政治の使命の大きさを訴えました。
 

【ごあいさつ】
 みなさん、こんにちは。京都市会議員の吉田たかおでございます。いつも本当にお世話になっています。ありがとうございます。

 お陰さまで、私・吉田たかおが、京都市会議員選挙に当選させていただいて以来、丸3年になろうとしています。その間、多くの方々からご信頼とご期待をいただき、市民相談も1,000件を超えました。

 これからも、市民の一番身近な存在として動き、働き、京都活性化のお役に立つ議員に成長して、御支援していただいた皆様から喜んでいただけるよう、ダッシュしてまいります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
 

【阪神淡路大震災】
 さて、本日1月17日は、阪神淡路大震災の日です。15年前の今日、神戸市を中心とした阪神地方が大地震に見舞われ、6,000人を超える尊い命が失われました。私たちは、あの悲劇を決して忘れず、かけがえのない教訓を胸に刻んで、地域の安心安全のため、力を合わせていかなければなりません。

 とりわけ、私たちの愛する京都は、木造住宅が密集している地域です。いざ大災害に見舞われた時、被害を最小限に食い止めるためには、今のうちに何を準備しておかなければならないのか。いざという時の消火活動や救援活動が機能する態勢は万全なのか。陸の孤島のように孤立する地域を出さないための対策や、災害弱者といわれる方々の支援体制はしっかりと練られているのか――。さまざまな角度からの綿密な計画と徹底した準備が必要です。

 地域貢献に汗を流しておられる皆様と力を合わせ、行政の体制が万全なものとなるよう、私たち議員も、現場第一で貢献させていただく決意でございます。そして、廃墟から敢然と立ち上がられた神戸の皆さんの復興への情熱と努力を、私たちの最高の財産と受け止め、真剣に学んでいこうではありませんかと、僭越ながら、この場をお借りして呼びかけさせていただきます。
 

【無能な政治の災厄】
 そのうえで、忘れてはならないのが、大震災の当時、村山内閣の初動の遅れが、多くの助かるはずの命を失わせ、犠牲者を増やしてしまったという事実ではないでしょうか。

 まさに、無能で無責任な政治が、国民に多大な被害をもたらすという歴史が、この時に繰り返されてしまったと断ぜざるをえません。そして、当時の自社さきがけ政権の中枢にいた人たちの多くが、今の鳩山政権におられるということを、皆さん思い出していただきたいのでございます。

 2010年、世界的不況下のかじ取りを担う鳩山政権も、まったく同じ。デフレ宣言をしたものの、経済政策は後手に回り、何ら効果的な手を打てずじまいの有様です。政権交代したら何もかもうまくいくのではないかと期待しておられた人たちが、実はそれは、まったくの幻想に過ぎなかったのではないかと、気づき始めておられるではありませんか。
 

【大激震の政界】
 形は違いますが、ここ数日「大激震」が政界を襲っています。民主党小沢幹事長の政治資金のカギを握る秘書経験者が、3人も逮捕されたというニュースが報道されました。これに対して小沢氏は、なんら説明責任を果たそうとせず、検察が不当な弾圧をしかけていると言わんばかり。とんでもない話です。

 以前に代表を辞任したときは「選挙に不利になるから辞める」と言い、今回は「選挙に勝ったから辞める必要はない」と言う。かつての田中角栄や金丸信の金権汚職を彷彿とするような開き直りは、今の時代とうてい受け入れられるはずはありません。

 明日から始まる国会の場で、私たち公明党は正々堂々と、国民の声を代弁して論戦を挑んでまいります。4年前まで、上京区選出市会議員としてお世話になり、今回の総選挙で13年ぶりに国政に復帰した竹内譲府本部代表も、皆さんのご期待にこたえ、大いに活躍すると確信するものでございます。
 

【政治腐敗をゆるさない】
 しかしながら、その論戦は不毛な泥仕合であってはなりません。公明党は、政策面においては反対のための反対をすることは絶対にありません。野党時代の民主党が全てに反対して権力闘争を仕掛けてきました。それと同じことをするはずがないのです。

 私たちが戦うのは、政治腐敗を許さない流れを止めてはならないという1点だけは、断じて譲るわけにはいかないからなのでございます。

 連立政権の10年間、公明党は一貫して、清潔な政治を実現するための政治家改革を主張し続け、自民党との政権協議でこれを認めさせてきました。その結果、議員特権を次々と廃止し、政治資金規正法を何度も改正させ、1円以上の領収書貼付義務付けも勝ち取ってきました。あっせん利得処罰法や官製談合防止法も、議員立法で成立させてきたのです。

 そしてようやく、自民党の大臣の辞任や逮捕を実現させたばかりか、当時の野党のトップであった小沢さんや鳩山さんの不正献金疑惑も明るみに出すこともできた。この流れを止めたり、逆行させたりするようなことがあれば、私たちは許すわけにはいきません。命がけで戦うことを誓わせていただきます。
 

【庶民の生活を守る】
 今もテレビ画面では、華々しい劇場型政治が繰り返されています。しかし、いくら口先だけのパフォーマンスを繰り返しても、庶民の痛みのわからない政治家は、庶民から本質を見抜かれてしまうことは間違いないのではないでしょうか。

 公明党は、財界とも労働組合とも、そして官僚とも癒着していない、ニュートラルな政党です。派閥も、世襲議員も、族議員もいません。弱い庶民の側に立って、政局よりも政策を優先する政治を実現し、長期的ビジョンに立った効果的な経済政策を推進するのは公明党しかないと、声を大にして訴えるものでございます。

 どうか今後とも、私ども公明党に、そして地元の市会議員吉田たかおに、今まで以上のご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。

 本日は日曜日にもかかわらず、大きなマイクで大変にお騒がせしました。以上を持ちまして、ご当地をお借りしましての、私吉田たかおのご挨拶を終わらせていただきます。ありがとうございました。
 

(公明党市会議員団の防災ジャンパーに身を包んで自転車で区内を駆け回り、渾身の力で演説しました。声をかけて下さった皆さん、ありがとうございます)


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