吉田たかお演説集

時局講演会 衆院選直前演説

平成21年(2009年)7月26日 西陣織会館3階ホール

※衆院解散総選挙の直前の時期に、上京区単独で過去最高の参加者を迎え、時局講演会を開催。熱気むんむんのなか、比例代表近畿ブロック竹内ゆずる候補の渾身の演説の後で、マイクを握り叫びました。
 

【はじめに】
 皆さん、こんにちは! 
 本日は、暑い中にもかかわらず、このように約600人もの皆様にご参集いただき、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 竹内候補も、皆様のご声援を頂戴し、元気いっぱい、パワー全開で次の会場に向いました。

 今回の解散総選挙で公明党が大勝利し、近畿比例区の悲願の一議席を、何としても奪還して、わが上京区の仲間である竹内さんを、もう一度国会に送ろうではありませんか。皆さんいかがでしょうか!
 

【ぶれない公明党】
 今、テレビや新聞では、残念なことに、公明党はあまり取り上げられていません。自民党と民主党のケンカばっかりです。ドタバタじたばたの国民不在の迷走劇が繰り返され、まさに党利党略の権力闘争そのもの。多くの方が、「もううんざりや」とあきれ返っておられます。

 そんな中で公明党は、ブレることなく、どこまでも「政策を実現」することを第一に、前進してまいりました。大変な経済状況を打開するには、弱い庶民の側に立った政策を、しっかりと着実に実現していかなければならない。このことを、どこまでも真剣に地道に、そしてスピーディーに進めているのは、公明党しかありません。

 私は、7月に入ってから、“さわやか訪問対話運動スペシャルバージョン”と銘打って、上京中の支援者の皆さん、サポーターの皆さんのお宅やお店を訪れ、700件を超える方々とお話をさせていただきました。

 炎天下を歩くので、汗でずくずくになり、1日3回も下着を交換するという過酷な活動ではありますが、根性で頑張っております。一緒に回って頂いた党員さんに、この場をお借りして心からの敬意を表させていただくとともに、感謝を申し上げます。

 お会いする皆さんが、異口同音におっしゃっていたのは、「ぜひ公明党に頑張ってほしい」というご期待の声でした。「庶民の生活を守るのは公明党しかない」と熱く語っていただく方もおられました。また、ある方は「各党の党首の中で一番格好良いのは太田さんや」と言って下さり、本当に勇気づけられました。
 

【清潔な政治】
 太田代表は、国会の代表質問で「国会議員の給料を減らせ」と訴えました。国会議員の給料を減らし、数も削減し、官僚の天下りと「わたり」も無くせと主張しています。公の場でこれほど明確に言っているのは、公明党だけです。

 利権としがらみに縁のない公明党だからこそ、これほどハッキリと言い切れるのです。これは口先だけではありません。

 その厳然たる証拠は、連立政権に入って10年間で、政治資金規正法の改正や官製談合防止法の制定をはじめ、政治資金の透明化を大きく進めてきたことからも明らかです。

 国民の政治への期待の表れである献金は、どこまでも真心が大事であり、賄賂であってはなりません。公明党は企業献金の限度額を明確にしたり、1円以上の領収書の提出を義務付けたりと、具体的に着実に進めてきました。

 公明党が与党にいて、言うべきことをハッキリと言い切って、自民党を説得してきたからこそ、闇から闇へ葬りさられていた不正を表面化させることができたのです。

 ようやくここ数年で、自民党の大臣を辞めさせるまでになりました。そして、今年になってからは、民主党の小沢さんや鳩山さんの不正献金が明るみにすることができました。口先で政府を攻撃している野党も、裏では利権としがらみにまみれていることが、白日のもとに示され、まさに暴露された。これは公明党が与党だったからこそ、できたのであります。

 これからも、政治腐敗を許さず、庶民の目線で徹底して戦っていくのが、公明党の使命であります。公明党が躍進してこそ、パフォーマンスで国民を欺くような、不誠実極まりない政治を、どこまでも庶民を守りぬく政治に転換することができるのだと確信いたしますが、皆さんいかがでしょうか。
 

【いっぺんやってだめだった民主党】
 さきほど、公明党が発表したマニフェストについて、ビデオでもわかりやすく説明がありました。どこまでも政策本位で庶民を守るのが公明党です。政局優先の劇場型政治では、厳しい経済を打開することはできません。

 マニフェスト達成ナンバー1・公明党の政策と実績を、堂々と胸を張って語っていただきたいと、心よりお願い申しあげるものでございます。

 そのうえで、「いっぺん民主党にやらせてみたらええやん」という風潮に対して反論をさせていただきたいと存じます。「あかんかったらやめさせたらええやん」という言い分は、いっけんもっともらしく聞こえますが、これほど無責任極まりない議論はありません。

 政治とは、「あかんかったらやめさせたらええやん」というような軽いものなのでしょうか。学校の日直を決めるのならいざしらず、民間企業で、そんなええ加減なことがあったら、いっぺんに倒産してしまうのではないですか。まして、一国の政権はもっと大切なのではないでしょうか。

 もし、万が一ですが、民主党が選挙で勝ったとしたら、どうなるでしょうか。自民党の一部や国民新党などと連立を組むのではないかと、一部でささやかれているらしいです。そうなったら、これは、かつての自社さきがけ政権とよく似た構図になります。菅直人さんが厚生大臣でカイワレを食べた、あの内閣です。

 そしてまた、阪神大震災の初動の遅れで、多くの被災者の救出が遅れ、悲劇を拡大してしまった、あの無能な内閣です。当時の亀井運輸大臣が、震災後すぐに現場に行かなかったことは有名な事実です。

 まさに、バブル崩壊後の一番大事な時期に、経済対策を誤り、景気回復を失敗させ、失われた10年を招いたのが、自社さきがけ政権ではありませんか。

 まさに、いっぺんやってあかんかったのです。そんな人たちに、もういっぺんやらせてみても、あかんのではないでしょうか、皆さんはどのように思われますか。
 

【公明党勝利が庶民を守る】
 都議選では、自民党が負けましたが、公明党は全員当選を果たしました。この総選挙でも、公明党が何とか踏ん張り、小選挙区と比例区で勝利を勝ち取れば、今まで以上に、自民党は公明党の政策に賛成せざるを得なくなります。

 そうなれば、庶民の生活を守る政策が、よりいっそう実現できることは間違いありません。そしてそれが、日本の政治を活性化させるのだと強く確信して、公明党大勝利を目指し、本日より大前進を始めようではありませんか。

 さぁ、8月30日まであと1か月と少し。あっという間です。私自身、1日1日を無駄にすることなく、死に物狂いで走りに走り、全力疾走でダッシュしてまいります。

 どうかよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
 

(青年局メンバーとジョイントしてパフォーマンスにも参加。怒涛の前進のスタートとなり、8月30日の選挙では比例区悲願の議席を奪還できました!)


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