平成21年(2009年) 5月4日 河原町丸太町交差点ほか
※ゴールデンウィークに全国約3,000名のの公明党議員と呼吸を合わせ、憲法に込められた平和への熱い思いを語る街頭演説会を開催。区内4ヶ所で勇気凛々と訴えました。
【はじめに】
みなさん、こんにちは。京都市会議員の吉田たかおでございます。いつも本当にお世話になっています。ありがとうございます。
お陰さまで、私吉田たかおが、2007年4月に京都市会議員選挙に当選させていただいて以来、早3年目に突入いたしました。その間、多くの方々から励ましを頂戴し、市民相談も約1,000件になろうとしています。
これからも、皆さまのお近くで、長年の地域の問題があったり、お困りの方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に、私吉田たかおまで声をおかけ下さいますよう、お願い申し上げます。
【憲法の3つの普遍的価値】
さて、昨日5月3日は憲法記念日でありました。この、5月3日という日は、特別な日でございます。日本中の人々が、平和への思いを新たにするとともに、憲法に込められた3つの普遍的価値を見直すべき日であると、問題提起をさせていただきたいと思います。
3つとは、言うまでもなく『国民主権』『基本的人権の尊重』そして『戦争放棄』の平和主義です。
公明党は、結党以来、偏狭な国家主義を超越した「地球民族主義」を根本に、平和に向かって前進してきました。
したがって私は、一部の改憲論者が大きな声で主張する「集団的自衛権」「国連軍構想」などの過激な議論には慎重です。これがなし崩しになって、「再軍備」や「徴兵制度復活」にまで突っ走ってしまわないよう、チェックするべきであると考えます。
事実、小泉政権時代に中国や韓国と歴史認識問題で関係が冷え込んだ際や、安倍政権時代に急激な憲法改正論議で国民の多くが不安を覚えた時には、公明党は連立政権の中で言うべきことをはっきりと主張してきました。
これからも、自民党とのパートナーシップを深めながらも、是々非々の立場で、国民目線を崩さずに前進していかなければならないと確信しています。
【政局よりも政策】
一部マスコミは、「公明党は自民党の言いなりである」と批判していますが、そんなことはありません。小泉劇場から始まった派手なパフォーマンス合戦とは、距離を置いているだけなのです。そして、どこまでも政策重視を貫き、着実に推進してきました。
自民党とくっついて、何もしないのであれば問題ですが、大きな実績を出してきたのです。日本発世界恐慌を食い止め、イデオロギーが前面に出る憲法論議を正常化させ、中国との関係修復の橋渡しとなり、ジョブカフェの拡充で若者雇用促進の原動力となっていったのでございます。
今、経済の危機的状況にあります。野党は「政府が悪い」の大合唱。しかし、一番大事なのは、そんな無価値な戦犯探しなのでしょうか。経済危機を乗り越える具体的な政策を打ち出していくのが責任ある政治なのではないでしょうか。
公明党が主導した緊急経済対策に対して、民主党をはじめとする野党はいたずらに審議を引き延ばしました。定額給付金も、結局年末に間に合わず、年度末からもずれ込み、連休明けになってしまいました。ここまでずれ込んだのは、野党の責任であると、ハッキリと申し上げざるを得ません。
100年に一度の経済危機への対策を矢継ぎ早に打ち出す政府与党に対して、野党は「票目当てのばらまき」と批判しています。しかしそれは、彼らこそが「票目当て」で風を起こすことしか見えていない証拠ではないでしょうか。
政策をないがしろにし、政局を優先している野党、とりわけ民主党は、小沢代表が東京12区へ国替えするのではないかとマスコミをにぎわせ、矢野元委員長を国会に招致するとちらつかせています。
昔ながらの権謀術数を駆使して、脅しや透かしで公明党を揺さぶろうとしていると解説されていますが、まったくのムダとしか言えません。あるコメンテーターも、「今の民主党こそ金権と謀略にしがみつく古い体質ではないか」と言ってました。私も同感です。
同時に、民主党が危なっかしいのは、安全保障問題で、党内に火種を抱えているということです。自民党よりも過激な集団自衛権論者から旧社会党の一国平和論者まで、あまりにも多様すぎて、矛盾に満ちていると言って過言ではありません。
【平和へのリーダーシップ】
憲法の平和への精神を守り、現実社会や国際情勢に対応していく、柔軟かつ効果的な発展が真に望まれています。理念なき党利党略ではなく、人権と平和を尊重する哲学が不可欠です。
日本が世界の平和に貢献するためにも、生命の尊厳と人権の尊重に最大の価値を置く公明党が、リーダーシップを発揮しなければならないと決意しております。
どうか今後とも、私ども公明党に、そして地元の市会議員吉田たかおに、今まで以上のご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。
本日は連休のど真ん中、大きなマイクで大変にお騒がせいたしました。以上を持ちまして、ご当地をお借りしましての、市政報告と衆院選挙のご報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。
(区内4ヶ所を単独で回ったので、写真を撮れませんでした。仕方が無いので前年(2008年)の憲法記念日街頭から帰着した際に撮影した分を掲載しました)