吉田たかお演説集

第2回上京街かどセミナー

平成21年(2009年)2月25日 社会福祉会館

※第2回目の上京街かどセミナーに、108名もの参加者が集って下さいました。市民生活に密接な政策や課題を地域ぐるみで考えようと、「京(みやこ)のごみ戦略21〜循環型社会のためのごみ減量とリサイクル〜」とのテーマで、京都市環境局循環企画課の瀬川課長を講師に迎え開催しました。
 

【あいさつ】
  みなさん、こんばんは。本日は、寒い中、また月末のお忙しいところを、このように100名を越える方々にご参集いただき、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 ただ今ご紹介いただきました京都市会議員の吉田たかおでございます。主催者を代表し、一言ご挨拶を申し上げます。

 お陰さまで、私・吉田たかおが、京都市会議員選挙に当選させていただいて以来、まる2年を迎えようとしています。本当にあっという間ですよね。その間、あたたかな励ましを頂き、生命力満々、勇気凛々と上京区内をダッシュし、多くの市民相談を寄せていただいています。ありがとうございます。

 今後とも、現場第一で研鑽に励んで、皆様のお役に立つ議員に成長して、ご恩返しをさせていただく決意でございます。よろしくお願い申し上げます。
 

【市政報告】
 現在、2月議会が開かれています。21年度予算を審議する大事な議会です。大切な税金を、市民生活に密接な施策に活用できるように、そして困っておられる方々のお役に立つように、真剣に審議をしています。

 そんな中、うれしいご報告ができそうです。まず1つめに、長年実現を求めてきた子育て支援が大きく進みました。昨年に1回から5回に拡充した「妊婦健診」が、何といっきょに14回まで公費負担で受診できるようになったのです。継続は力だと、心から実感できました。

 また、小学3年生までの児童を預かる「学童クラブ」を、今以上に充実させ、夜6時30分まで延長できるようになりました。お仕事で残業の増えたお母さんさんたちにとって朗報ですよね。

 そのほか、学校耐震化推進、発達障がい児支援、放課後学び教室の全校実施も、今回の予算で大きく進み、皆さんから頂戴した声にようやくお答えできるまでこぎつけたのです。

 それだけではありません。厳しい経済状況を乗り越えるため、中小企業支援として、新規融資枠を1,500億円に拡充し、緊急雇用対策も6億円近くを計上し、約600人の雇用を確保するなど、迅速な対応に力を入れました。これらも、公明党市会議員団の奮闘の賜物であると、声を大に訴えるものでございます。

 そして、皆さんよくご存知の「定額給付金」でございます。党利党略で何でも反対した民主党のおかげで、年末の給付に間に合いませんでした。今のままでは年度末さえも厳しく、ゴールデンウィーク以降になる可能性が高いとのこと。パフォーマンスのおかげで庶民が迷惑を受ける典型的なパターンになってしまいました。

 昨年12月に、京都市会でも、民主と共産が手を組んで、定額給付金を攻撃してきました。どちらの党も、表面では新鮮なイメージがあるように見えますが、党中央の指示に逆らえない中央集権型の政党です。この2党が提出した定額給付金に反対するという意見書が、賛成多数で可決されてしまいました。

 庶民感覚のかけらもない国会議員の、現場を無視した強権発動に、民主党の市会議員も困り果てているようでして、ある議員さんはブログで支持者から突っ込まれていることを赤裸々に告白されているほどです。

 民主党の中央が地方の実情を顧みず、生活に密着した大切な施策を政争のネタとしか見ないから、現場の人たちが混乱する。こんなやり方は、まさしく、選挙に勝つなら何を言っても構わないという理不尽極まりない傲慢の表れといって過言ではありません。

 こんなことが許されても良いのでしょうか。皆さんいかがですか。私たち公明党は、野党の党利党略の権力闘争とは、これからも徹して戦ってまいります。
 

【講師紹介】
 さて、この街かどセミナーは、区内の有志の皆さんとタイアップして開催をさせていただいています。第2回目の今回は『京(みやこ)のごみ戦略21〜循環型社会のためのごみ減量とリサイクル〜』とのテーマで、京都市環境局循環企画課の瀬川課長を講師に迎えました。

 瀬川課長は、京都市の循環型社会推進の中心者の方です。リサイクルやごみ減量の問題などが、頭の中に全部入っておられます。しかも、上京区にお住まいの方でございます。ご近所さんの気安さで、リラックスしてお聞きいただければと存じます。

 私自身、昨年5月から、議会では「くらし環境委員会」に所属して、温暖化対策やごみ減量などについて、瀬川課長と何度も議論を交わしてきました。

 そんな中で、ごみ減量を進めるために大事だとの観点から、市民にわかりやすく分別の仕方を説明する資料を、多くの方に行き渡る方法で配布するよう求めたところ、先日に「ごみ減量事典」が全戸配布の市民しんぶんに掲載していただくことができました。

 今も、転勤や進学で引越してこられた転入者の方にも届くよう配布時期を工夫して、4月以降にも再度配布してもらいたいと訴えております。瀬川課長、大丈夫ですよね? 

(瀬川氏は苦笑しながらも頷いていただきました。約束どおり上半期のうちに「減量事典」が、上京版市民しんぶんで全戸配布されました)

 また、携帯電話機器のリサイクルについても、京都市に何度も繰り返し申し入れてきました。いろんなリサイクルがありますが、携帯機器のリサイクルは一番遅れていると言われています。

 この中には、希少金属と言われる多くの資源が眠ったままであり、南アフリカ一国よりも多くの貴重な資源が放置されている実情らしいです。これをリサイクルする仕組みづくりの第1弾として、私の提案を受けて今回の「ごみ減量事典」に詳しく説明するスペースができました。

 これも、瀬川課長はじめ、市役所の方々が市民の声を重視しておられることの、何よりの証しであると確信するものでございます。そして何より、市政報告会等で、皆様から熱心に環境問題やごみ問題について声をあげていただいた賜物でございます。本当にありがとうございます。

 これからの人口減少社会では、ごみ減量とリサイクルの問題が、大きなカギを握っていると言われています。循環型社会への転換が、私たちの生活にも大きな影響があることは、皆さんもご承知のことと存じます。

 京都市がこれからも発展できるよう、循環型社会について大いに学んでまいりたいと思います。それでは、私の持ち時間が終わりました。マイクを瀬川課長にお渡しします。以上で、私・吉田たかおからのご挨拶を終わらせていただきます。ありがとうございました。
  

(瀬川課長からは、画像を駆使して、わかりやすい講演がありました。熱心な質問にも丁寧に答えていただき、和気あいあいとしたセミナーとなりました)


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