平成20年(2008年)7月23日 レジーナ京都
※上京区活性化を目指し、市民生活に密接な政策や課題を、地域ぐるみで考えることを呼び掛けるセミナーを企画。第1回目は、京都市地球温暖化対策室の高畑課長を講師に迎えて開催しました。
【あいさつ】
みなさん、こんばんは。本日は、暑い中、お忙しいところを、このように100名を越える方々にご参集いただき、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
京都市会議員の吉田孝雄でございます。主催者を代表し、一言ご挨拶を申し上げます。お陰さまで、私・吉田たかおが、京都市会議員選挙に当選させていただいて以来、1年半を超えました。今後とも、現場第一で研鑽に励んで、皆様のお役に立つ議員に成長して、ご恩返しをさせていただく決意でございます。よろしくお願い申し上げます。
この1年半、京都市が抱える様々な問題点を解決するための取り組みなどを紹介したり、行政への具体的なご提案・ご要望などを膝づめでお聞きする「市政報告会」を、何度か開催させていただきました。また、「コスモス懇談会」という子育て世代のお母さんたちとの懇談会も開かせていただきました。
そんななか、環境問題や地球温暖化の問題に対する声をお聞きするケースが多くなってきていまして、「いっぺん本格的なセミナーをして、専門の方から話を聞いてみようなやないか」ということになり、本日の企画をすることとなった次第でございます。
【セミナーを開催】
今、寝苦しい熱帯夜が続き、日中も36度を超える日が当たり前になってきました。南極の氷も凄いスピードで溶けていると言われていますよね。
「日本は四季が無くなって、熱帯になってしまうのか」「地球はこのままで大丈夫なのか」などと、大変に心配されています。こうした気候変動の危機に対して、何が求められているのか? 今の私たちに何ができるのか? ――この問題意識で、私たちは、セミナーの第1回目に、地球環境問題を取り上げさせていただきました。
テーマは、設営したバックタイトルにあるように「Do You KYOTO? ―地球環境に良いことしてますか?―」です。「Do You KYOTO?」って、ちょっと違和感があるかもしれません。英語の文法はめちゃくちゃですしね。
昨年、ドイツのメルケル首相が来日されたとき、この「Do You KYOTO?」を世界の関係者が「地球に良いことしてますか?」という意味の合言葉として使われていると紹介されたらしいです。これを契機として、京都市が進めている新たな取組みのネーミングにしたとのことです。
京都議定書が発効した2月16日を期して、毎月16日を「Do You KYOTO Day」と名付けて、京都の企業や地域、各家庭が、できることから自主的に、同時多発的に身近な温暖化対策の行動をしようと呼びかけています。
たとえば「ライトダウン」や「打ち水」をしたり、「ノーテレビDay」「ノーマイカーDay」「ノーマイバッグDay」にしたりと、いろんなことがありますよね。他にも斬新なものがあるかもしれません。身近な部分で、どんな取り組みができるのか、また、長期ビジョンででは、何が大事なのかなどなど、いろいろとお聞きできると思います。ご期待下さい。
【講師紹介】
京都市は、全庁から精鋭を集めて重要政策のプロジェクトを推進する「総合企画局」という局があり、他都市をリードする先進的な取り組みを展開しています。本日のセミナーに、京都市総合企画局から、地球温暖化対策室の高畑課長をお迎えしました。
実は、高畑課長は、先日行われた温暖化対策を考えるシンポジウムでも、京都を代表して、パネラーとして活躍された方なのです。
京都市の精鋭の集団の、いわばエースとも言える方が、自ら上京区に来ていただき、「環境先進都市・京都」の取り組みを紹介していただくこととなりました。大変に喜ばしいことと、感謝申し上げるものです。
先程お聞きしたら、ご出身は区内の大学とのこと。親しみが持てますよね。リラックスして聞いていただきたいと思います。大変に恐縮ですが、ご質問や疑問点があるときは、その都度中断されると良くありませんので、いったん講演が終わった後に司会が呼びかけますので、その際に手を挙げてくださいますよう、お願いします。
【市政報告】
これで終わりとなりますと、あまりにも寂しいですので、私の方から最近の京都市政について報告させていただきます。
お手元に、先日完成したばかりの「吉田たかお通信第2008年夏号」をお配りしているかと存じますので、記載の記事を紹介させていただきます。
5月16日から6月5日まで開会された5月議会で、予算委員会での市長総括質疑だけでなく、最終本会議では採決直前の賛成討論演説をさせていただいた模様を掲載させていただいています。どうです、凛々しく映っていますか?
今回の補正予算は、門川市長が誕生して初の本格的な予算審議でして、124のマニフェストのうち、実に7割に当たる88施策を、本格的に計上したものです。
そのなかには、公明党議員団の“提案力”で組み込まれた具体的な施策が、ダイヤモンドのようにちりばめられています。まず、妊婦健診の公費負担が、いっきょに5回までとなりました。これは、今まで何度も申し入れていたものが実現したもので、まさに画期的なことです。
また、3人目の保育料の原則無料化、放課後学び教室の推進、発達障がい者支援についても、我々が長年、生命の尊さを根本にした具体的政策として提言し、勝ち取ってきた政策なのです。
それ以外にも、今回成立した肉付け補正予算には、地域若者サポーター制度や景観検証システム導入、パークアンドライド推進など、市民生活に密接な施策を盛り込んでいます。
京都に生まれ育った1人として、これらの政策は、必ずや愛する京都の活性化に直結していくものと確信する次第です。
これからも、市民感覚を磨いて、地域に根付いた施策を提案できるよう、頑張ってまいりますので、ぜひぜひ、お気軽にお声をかけてくださいますよう、お願い申しあげます。
ちょうど、私の持ち時間が終わりました。マイクを高畑課長にお渡しします。以上で、私・吉田たかおからのご挨拶を終わらせていただきます。ありがとうございました。
(高畑課長からは、画像を駆使して、わかりやすい講演がありました。竹内府副代表も駆けつけ、挨拶がありました。好評の街かどセミナーを、今後も時期をみて開催していきたいと思っています)