吉田たかお演説集

未来の京都をつくる会 街頭演説会

平成20年(2008年)1月25日 北野天満宮前

※2月17日投開票の京都市長選挙にて、未来の京都をつくる会の一員として門川大作候補を支援するため、上京区選出の市会議員とともに街宣カーに乗り、寒風を吹き飛ばして応援演説しました。
 

【あいさつ】
  みなさん、こんにちは。ただ今ご紹介いただきました公明党京都市会議員の吉田たかおでございます。いつも、あたたかなご理解と激励をたまわり、心より御礼を申し上げます。

 寒風の吹く、あいにくの天気にもかかわらず、このように多くの皆様にご参集いただき、ありがとうございます。

 お陰さまで、私・吉田たかおが、京都市会議員選挙に当選させていただいて以来、もうすぐ1年になろうとしています。まだまだ未熟で、ご心配をおかけするかとは存じますが、現場第一で研鑽に励んで、ご支援くださった皆様にお応えしていく決意でございます。よろしくお願い申し上げます。
 

【3党共闘について】
 さて、初天神の北野天満宮前にご参拝中の皆様、ドライバーの皆様、私も「未来の京都をつくる会」の一員として、この度の京都市長選挙に立候補した門川大作さんを応援させていただいています。

 本日は、この車の上に、門川さんとともに、上京区選出の4人の市会議員も一緒に乗って、1人1人がマイクを握って、ご挨拶を申し上げています。

 昨年の地方選挙で競い合った各党が、呉越同舟で力を合わせていることに対して、野党の方々が「なれあい」とか「オール与党の相乗り」と批判しておられます。しかし、二元代表制の首長選挙では、的外れな言いがかりにすぎません。

 私たちは、京都活性化のために頑張っているなか、たった1人しかいない市長を選ぶ選挙に、国政の混乱を持ち込むことは、断じて良くないと判断したのです。かつて、革新府政の名のもとに停滞と混迷を余儀なくされた歴史を、再び繰り返してはならないと、決意を固めたのでございます。

 そもそも、国政のねじれによる権力闘争を地方に持ち込むことほど、浅はかなことはありません。地方自治体は国と違い、市民生活に身近な政策が議論されます。首長と議会が、与党だの野党だのと党利党略を前面に出して対立すれば、市民に直接迷惑がかかってしまうのです。

 だからこそ、どこまでも人物本位でなければならない。私たち公明党も、そして自民党も民主党も、党派のしがらみを超えて、喫緊の課題である財政再建や公務員綱紀粛正を託す人は、門川さんしかないと意見が一致したのであります。

 これをおかしいと言うほうがおかしいと思いますが、皆さんいかがでしょうか。

 現に、最近も大阪のある自治体で、不平を煽るだけの無責任な市長が当選して、市民が大変な迷惑を被り、再選挙が行われるということがありました。大変な時間と税金の無駄ではありませんか。 このことをまず、声を大にして申し上げるものでございます。
 

【人柄、手腕、実績が大事】
 門川さんは、京都市の教育長として活躍されました。決してエリートではなく、働きながら夜間大学を卒業された苦労人とお聞きしています。何よりも「子どもたちのため」という視点を徹底し、現場感覚あふれた創造性ある斬新なアイデアを実行され、全国の教育関係者が視察に押し寄せるくらいの京都市教育委員会を創ってこられました。

 また、門川さんは誠実なお人柄で、けっして偉そう振りません。今も皆さんご覧のように、気さくな笑顔が素敵な方です。どないですか。我が家の長女も、地元の小学校に講演で来られた門川さんの笑顔に、すっかり大ファンになったくらいです。

 「門川候補は庁内出身だから駄目」と言う人がいますが、なぜそう言い切れるのでしょうか。「市役所出身」だから同和行政の終結ができないと主張する人は、その根拠を示すべきではないでしょうか。

 今の桝本市長も、各党が「同和行政」や「財政改革」や「不祥事根絶」などに対して行った具体的提言を無視したり、ましてや、わざと実行を遅らせていたのならいざしらず、臨時議会や特別委員会を開き、真摯に意見を求め、迅速に手を打っていたではありませんか。

 桝本市政が、産業界や大学と連携を深め、新しい経済振興の突破口を開きつつある実績を認め、いっそうの継続発展を望む人は、門川さんを応援しています。

 桝本市政が、町衆の伝統である地域コミュニティを重視し、地域密着の施策を打ち出したことに対して、多くの人たちが心意気に感じてボランティア等で貢献しておられる事実をご存知の方は、よりいっそうの発展を決意している門川さんを応援しています。

 桝本市政が、京都ならではの強みを生かした文化芸術振興や観光施策を展開したことで、5,000万人近い観光客が京都を訪れた実績を公平に評価し、いっそうの発展を望む人は、門川さんを応援しているのです。

 どうか皆さん、京都再生への大事な市長選挙でございます。バラエティ番組が食いつくようなパフォーマンスに惑わされること無く、どの候補が京都市の未来にとって良いのかを、しっかりと見極めていただきたいと思います。そして、門川候補の渾身の演説に耳を傾けてくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

 以上で、私・吉田たかおからのお願いを終わらせていただきます。ありがとうございました。

(選挙の結果、門川候補が僅差ながらも勝利し、第26代京都市長に就任。着実に実績を積んでおられます。公明党は積極的に政策提言で頑張っています)


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