京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

6月度経済総務委員会-2

2014年6月23日

6月23日10時より、市会第2会議室で経済総務委員会が開会され、ひおき文章委員(北区)とともに出席しました。蒸し暑い季節、議員も理事者も本格的クールビズ姿です。(写真左)

まず、行財政局と総合企画局の理事者からお詫びの報告がありました。軽自動車税を口座振替で納付している方に発行する納税証明書(車検時に必要)の印字設定に誤りがあり、7,779件に重要な個所が抜けたものを発行したため、印刷し直して再交付したとのこと。

二重チェックしているはずなのに気づかないまま発行したという説明ですが不可解です。チェックしている責任者は、しかるべき立場にいる文字通り「責任者」であるはず。責任感の欠如と指摘されても仕方ありません。

こうした問題意識から、5人の委員から厳しい指摘があり、理事者からは再発防止のためチェック体制を強化すると答弁がありました。期待して見守りたいのですが、似たようなケアレスミスが昨年も発生しているのですから、生半可な口先の説明では受け入れられないのも事実。心してフンドシを締めてもらいたいですよね!

産業観光局からは、「平成25年京都観光総合調査」について報告があり、7人の委員から質疑がありました。国内外の観光客から詳細な聞き取り調査をした結果で、満足度や感動度、残念度という指標をもとにきめ細かく分析がされています。重要な内容が多いので、私も手を挙げ以下の内容で質問に立ちました。

1. 宿泊客が増えたとはいえ全体の4分の1であり、日帰りで大阪や名古屋等に宿泊される方が多いのが現状である。これを打開するため、官民が心を合わせて一大ムーブメントを起こしていくべき。
2. 夜にも多くの方が楽しめる観光資源をフル活用するべきであり、なかでも「食事」に力を入れてはどうか。東南アジアの方はムスリムが多く、禁忌食材を把握したうえでのキメ細かな配慮を強化することをアピールし、京都の魅力を実感するきっかけにしてもらいたい。
3. 月別の観光客数で、5月と8月が多いのは国内観光客の連休があるためなので、海外からの観光客への情報提供が大事になる。来て良かったと喜びリピーターになって頂くための企業努力に対して的確にサポートしていくべき。
4. 京都の食の魅力を発信する一環として、フィルムコミッションの経験を活用して「グルメ情報番組」に着目。内外のTV局にアプローチしていけばどうか。

私が納豆嫌いを克服したエピソードを交えて力説(?)したので、室内は和やかな雰囲気になりました。理事者から前向きな答弁があったので、心から期待したいです。

行財政局からは、市税事務所が開設される件の報告があり、私を含め4名の委員から質問がありました。下記に私の主張を紹介します。

1. 11月に開設する時点では個人市民税の賦課業務のみで、土地や家屋にかかる固定資産税の賦課業務が半年ずれるのは、確定申告の時期に重なることや評価替えの時期を外すという理由があるので理解できる。市民が混乱しないように具体的方策を進めてもらいたい。
2. 単に効率化とか庁内の人材育成といった行政側の都合だけではなく、市民にとってプラスであるという視点を重視するべきである。市税事務所が司令塔となり、各区の税務センターが市民の窓口にあたる実働部隊であるとの明確な役割分担を周知したら市民に分かりやすいのではないか。
3. 市民へのPRは大事である。なかでも、切り替え時期を狙った詐欺事件が心配されるので、注意喚起の呼びかけに力を入れるべきである。

終了後は、正副委員長会が開かれ、今後の方向性を話し合いました。7月以降の委員会日程や他都市調査について、大きく前進したのでほっと一息。担当の事務局メンバーに感謝です。おーきに!

議員団室に戻ると、たまりにたまった事務作業が待っています。今年度の個人としての政策テーマや議員団で取り組む政策などについて、調査活動の段取りを組む必要があり、あちこちに手を打っています。デリケートなものあり、細心の注意をして気を遣うので疲れます・・・・。と、泣き言を吐いても信頼して寄せていただいた市民相談に対しては決して手を抜けません。関係機関に連絡をとりまくり誠実に迅速に頑張った結果、具体的に進展することができ良かったです。

市役所に常備しているのは、父の日に娘たちが贈ってくれた健康サンダル。足ツボを直撃する工夫が自慢のスグレモノです。長時間の残業で疲れたカラダにもってこいなので、日常活動ではいている黒いスポーツシューズ(革靴代わり)とともに、フットワーク軽くダッシュしています。(写真右)

これからも、暑さを吹き飛ばして頑張りまぁ〜す!!


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