京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

12月度くらし環境委員会

2013年12月24日

12月24日10時より、市会第2会議室でくらし環境委員会が開会され、大道義知副委員長(南区)、久保勝信委員(山科区)とともに出席しました。

まず、文化市民局から京都会館再整備工事の折に土壌から軽度の汚染が検出され、工事延長と追加の工事費がかかる件について報告。近くに疎水も流れていますし、工事中に大量の土壌を搬送するわけですから、住民の皆さんの不安は大きいと思います。

各委員が市民の声を代弁した後、私も手を挙げ「有害数値を算出した調査機関についての情報開示」の重要性を指摘しようと思いましたが、直前に登壇した大道先輩がまったく同じ内容で質疑。しかも、私とは比べ物にならないほどの緻密かつ丁寧な質問を展開されるのですから、もう脱帽するほかありません。

潔く(?)質問を取り下げ、次の一般質問で「映像アーカイブ」について論じました。貴重な公式文書や文化財的価値の高い映像の保管体制を見直すよう質したのです。また、1月に開催予定の自転車安全利用講習会の内容が素晴らしいので、事前の広報周知をいっそう充実するべきであることを主張しました。

午後からの環境政策局では、「京都市エネルギー政策推進のための戦略」「ごみ集業務のあり方検討委員会の検討状況」「ごみ減量の新たな取組」「焼却灰溶融施設工事に係る損害賠償請求について」の計4件の重要案件が報告され、活発な質疑が行われました。

私は、「ごみ集業務のあり方検討委員会の検討状況」について、“時代の変化に対応しつつ市民ニーズを的確に把握してサービスを向上する”という目的で検討されたという会議の詳しい中身を掘り下げて質問。

抽象的な「検討」で終わるのではなく、具体的な施策を展開していく積み重ねが大事です。その確信で、5年前から主張し続けている持論を、今回の機会に再度ぶつけました。それは、ごみ収集がルートによって早朝に終わるところと昼前後まで来ないところが「固定化」されている実態にメスを入れるアイデアです。

詳しく言うと、週2回の収集ルートを同じではなく、2パターン計画するのです。そうすると、例えばある箇所では月曜日には早い時間に収集されるが木曜日はお昼ごろになり、別の箇所では月曜は遅い時間だが木曜は早く収集されることが実現するのではないでしょうか。

この提案に対して、今回も理事者からは「やってみなす!」という踏み込んだ答弁は出ず、歯切れの良くない説明に終始。まったく納得できないまま、平行線をたどりました。「市民のため」を重視するのなら、「行政側の都合」の説明を繰り返すのはいかがなものかと思うのですがね・・・・。これからも粘り強く勉強を重ねていくしかないと自戒しています。

さて、委員会も終わり、議員団室に残って机の上に山のように積まれた資料の整理や遅々として進まない複数の原稿執筆作業に取り掛かりました。物凄いエネルギーが必要です。気合を入れようと大きな声で、帰路に着く女子事務職員の2人に「良いお年を!」と声をかけたところ、「吉田議員、明日は当番の日ですよ」とたしなめられました。ぎゃふん! 

ほな、明日に回そうかな〜と邪念が浮かびましたが、たまった予定がクリアされないままならば今後のスケジュールに大きな支障が出るのは間違いないので、気を取り直して1つ1つの原稿に挑んでいます。(机の整理はやっぱし明日に回します・・・・・おいおい!)

今ごろ子どもたちはケーキかなぁ。エアコンが止まった寒い議員団室で、眼を閉じて家族の顔を思い浮かべながら、心の中で「メリークリスマス!」と叫ぶ吉田たかお51歳です。


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