京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

6月度臨時議会へダッシュ!

2013年6月18日

6月24日に開会される臨時議会を前に、市会の動きが慌ただしくなっています。その間隙をぬって、18日の午前に議員団の現地視察を敢行しました。

中京区東洞院蛸薬師を訪れ、高倉小学校周辺に設置された通学路安全対策の実態を調査したのです。

ビジネス街の登校時間は通勤時間とバッティングします。密集地域ならではの工夫が試験的に実施され、地道色やベンガラ色のカラー舗装や、電柱に巻かれた派手な色合いの告知まくが、効果を挙げているとのことでした。

交通安全基本条例制定を機に、交通安全問題への市民意識が高まっている中、今後の具体的な施策が大事です。現場の実状を目で確かめてこそ、適切かつ建設的な議論を展開することが可能だと、改めて確信することができました。

午後からは、17日から始まった臨時議会に提出された議案についてじっくりヒアリングする説明会の第2日目。国の緊急経済対策に伴って国から配分された「地域の元気臨時交付金」を財源として、速やかな京都経済の再生を図るため、9月議会を待たずに補正予算案が提出されたのです。

この「地域の元気臨時交付金」は、25年度と26年度の合わせて35億1,700万円にのぼり、市民のニーズに合った都市の魅力を向上する事業と、市民生活の安心安全を支える防災・老朽化対策事業が組まれています。

具体的には、京都市動物園のゾウ舎の建築、伏見桃山城運動公園野球場整備、わかさスタジアムのスコアボード改修、京都駅前バスターミナル旅客案内版の整備、烏丸通りの緑の樹木植栽、地下鉄山科駅の駅ナカビジネス、勧業館施設改修、円山公園駐車場の耐震改修、学校の照明や外壁などの維持修繕、消防団への小型動力ポンプ配備など、多彩でバランスがとれたもの。

同時に、風しん予防接種の公費負担予算として6,300万円も計上されています。今年の7月から妊娠を希望している女性及び、妊娠している女性の配偶者を対象として、約16,400人程度の予防接種の公費負担制度を府市協調で制度化するものです。

国の方針もあって、地方公務員の給与を削減することとなり、この案件も大きな話題を呼んでいます。しっかりと審議しなければなりません。

週明けの2日間、市役所に缶詰状態で各局から議案の説明を聞き、詳細の資料を求めるヒアリング作業を集中的に実施。頭がパンクしそうですが、市民生活に直結する重要な事業ですので、真剣勝負です。

臨時議会の日程は、24日10時より本会議が開会された後に3つの分科会に分かれて予算特別委員会というハードなもの。25日に各会派で綿密に協議した後に、26日の特別委員会で討論結了し、27日の本会議で採決の運びです。

文字通りの短期決戦ですが、濃密な議論を展開してまいります。


←戻る ▲このページの先頭へ