京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

4月度くらし環境委員会−2

2013年4月23日

4月23日10時より、市会第2会議室でくらし環境委員会が開会され、大道義知副委員長(南区)、久保勝信委員(山科区)とともに出席しました。

まず、環境政策局から「焼却灰溶融施設」の工事が不具合の連続によって遅延している問題で、8月の本格引渡しに向けた試運転の状況について報告があり、5人の委員から質問がありました。

私も最後に手を挙げ、約3年にわたる遅延は大いに遺憾であると表明し、今後の市民理解への努力が必要であることを強調。本格稼動後の維持管理費は大切な税金を投入するわけですから、反省を踏まえたシビアな施策推進が求められます。

一般質問では、環境政策局に対して大道副委員長が「家庭ごみ有料袋」について、久保委員が「岡田山問題」について質疑。丁寧な議論は本当に勉強になります。

私は、文化市民局に対し「交通安全問題」と「ふん害問題」について一般質問。

1つめの「交通安全問題」は、区内の丸太町通り3ヶ所の交差点(猪熊・松屋町・浄福寺)の信号が変更になり「歩車分離」となった件で、危険極まりないとの声が寄せられたことを紹介。所管する警察行政に対して京都市側から具体的な安全対策を強化することを申し入れるよう強く求めました。

さらに、上京区版の市民しんぶん等に注意喚起の記事を掲載するなど、さらなる広報の強化を強調。不安をお持ちの市民の方への丁寧な説明は重要です。

また、昨日(22日)に出席した出水学区交通安全委員会総会で上映された自転車事故防止の啓発ビデオが大好評であったことを取り上げ、文化市民局が教育委員会と連携して中学生と高校生に鑑賞する機会を設けるよう提案しました。

最後に、積極的に活動する交通安全団体への支援を充実するよう申し入れました。交通安全問題についての各提案に対し、理事者から前向きな答弁がありました。期待して見守りたいです。

2つめの「ふん害問題」は、前年度のまちづくり常任委員会や第2分科会で建設局や保健福祉局に質問した政策課題ですが、市民に身近な区役所においても、各区の保健センターや本庁との連携を加速させるべきと訴えました。

この問題に取組むきっかけは、いくつかが重なっています。自転車安心安全条例を議員立法で制定した直後に、議員団室に1本の電話があり「これからも市民の側に立って積極的に政策を立案してほしい」という激励とともに、「犬猫のふん尿問題に真剣に取組んでもらいたい」との声を頂戴したのです。

さらに、地元を歩いた際に「ここは犬や猫のトイレではありません」という張り紙があり、そこの方にお聞きすると「困っています」との真剣な声を頂きました。立ち寄った喫茶店でも、ママさんから強い口調で言われたこともあります。

いろいろ調べると、ふん尿については、近所の人がやむなく処理しておられたり、雨などで流されることが多いので、行政に苦情を持ち込むケースはまれです。したがって、正確な実態把握は困難です。しかしながら、地域でこちらから「どうですか?」と水を向けると、例外なく「実はよく見かけます。何とかしてほしい」という声が出るのです。

そこで、ふん害問題に取組む局横断のPJチームを作るべきではないかと強く訴えたところ、担当者からも前向きな答弁が出ました。

「ふん害に憤慨している方が多いです!」と冗談めかして語りましたが、このテーマは京都市の“都市格”という観点からも重要であると確信し、現在「24年度政策提言」として執筆中です。(ホンマは完成していなければあきませんが、ちょっぴり遅れており、現時点で最終の大詰め段階。頑張ります!)

くらし環境委員会で取り上げる政策課題は、市民の生活に直結しています。粘り強く議論を重ねて、実りある前進を勝ち取っていく決意です。

――「京都市を、もっともっと良くしたい!」「市民の暮らしを守りたい!」という想いが頭から離れません。体がいくつあっても足りないくらい多忙ではありますが、真剣の二字で時間をやりくりし、全力疾走してまいります。


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