京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

2月度定例議会で活発に論戦

2013年3月15日

2月議会では、25年度予算案や条例案が目白押しで、特別委員会や常任委員会で活発な議論を展開しています。超多忙なため速報がなかなかできず申し訳ありません。今回、一括してご報告させていただきます。

3月15日10時より、まちづくり委員会が開会され、青野仁志副委員長(中京区)とともに参加し、付託された条例案や請願について審査しました。(写真左)

私は、堀川丸太町に建設予定の大型商業施設への行政指導の強化を求めた市民からの請願について、紹介議員の1人として安全対策を真剣に求める生の声を代弁。お陰様で請願は各会派一致で採択されました。

道路構造条例については、建設局に対し自転車走行環境の充実と、歩道の勾配対策が重要であると指摘しました。行政側の提案を丸のみするのではなく、きめ細かな市民の目線で議論を展開することは大事ですよね。

2月21日から始まった予算特別委員会は、副委員長という立場で運営にも従事しつつ、会派を代表して質疑にも立ち、活発な論戦に臨みました。第2分科会では副主査という肩書でややこしいですわね・・・・。(写真右)

21日の補正予算審議は、教育委員会に対して学校トイレについて質疑。激甚災害時に避難所になる学校体育館周辺の洋式化を優先するべきと主張しました。また、職員トイレの対応は後回しになるのはやむを得ないものの、出産間近まで教壇に立つ女性教員を考慮して女子トイレを重視するよう求めました。

28日からの25年度予算案の審査は、局別にみっちり質疑しました。以下に概要を列記します。

都市計画局(28日)
空き家対策条例制定にあたっては、危険家屋の基準を明確化するとともに、危険判定する主体を設置することが重要。地域特性に合わせた体制の確立と、インセンティブとペナルティを明確にするべきと提案しました。
密集市街地対策については、モデル学区の実態を検証し、実際の声を把握したうえで、問題意識を共有するべく広報周知を重視するべきと主張。
歩いて楽しいまちなかゾーンについては、文化市民局や市教委等とも連携し、きめ細かな実態把握と検証の上で、ハード面に終わらずソフト面の対策の重視した施策を立案するべき。
建設局(3月1日)
橋梁健全化プログラムについては、自公政権で10年スパンの公共投資を推進するので5ヵ年計画を延長することも視野に入れるべきと主張。
公園緑地維持管理については、公園愛護会からの要望の8割が美化推進であり、「ふん害」問題の実態を把握するため全庁体制のPJを立ち上げるよう提案。
自転車走行環境は、カラー舗装に際して安全対策を重視するべきと具体的に提案。
通学路安全対策は、25年度も引き続きハード面の手直しとソフト面の充実に着手するべきと強く訴えました。
保健福祉局(5日)
保育園待機問題については、申請時期や優先基準を見直すべきと主張。近所に祖父母がいないお母さんが働きたくても働けない場合を考慮する等の配慮が必要ですよね。
児童虐待問題は、保育園と学校との情報の引き継ぎを含め、地域ぐるみの推進が重要。児相職員や養護施設職員の増員・メンタルケアを重視することや、親の声を傾聴する心の交流のためにも現場の声を吸い上げる重要性を指摘。養護施設対処後のフォローアップについても議論しました。
建設局にも質疑した「ふん害」問題の実態把握のため、局の壁を越えた融合の精神で取り組むよう訴えました。
教育委員会(6日)
体罰問題については、実践例を収集し、ひろく教育現場の指導に貢献するためにバックアップするべきと指摘。
御所南小整備問題では、元春日小のグランドが狭くなる懸念の声もあるので、住民の声を重視し計画するべきと主張しました。
自転車交通安全教育の充実と通学路安全対策について、全庁体制で責任を共有する前向きな議論を求めました。

3つの分科会に分かれて議論された総括の質疑は、12日13日の2日間にわたって本会議場で開催されました。私は13日の8番手(公明党の2番手)で登壇し、通学路対策、自転車安全対策、ふん害対策を質疑。市長や副市長から前向きな答弁を勝ち取りました。

総括質疑については、ブログのMyOpinionで詳細をアップします。ご関心ある方はお読みくださいませ。また、週明けに市会HPで録画中継の画像が公開されますので、本HPのMOVIEにもアップさせていただきます。ぜひご覧ください。

週明けからは、各会派で議案に対する態度を徹底協議。膨大な予算案や条例案の中に、保育料や水道料金の値上げ問題などがクローズアップされます。

委員会質疑で展開した議論を踏まえ、市民目線で意見を交換して会派の意思をまとめることとなりますが、それ以外にも会派間の調整役として意見書や決議も担当させて頂いています。頑張ります。

2月議会の“てんこ盛り”な活動の一端をダイジェストでご紹介しました。慌ただしくてすいません・・・・・。ラストスパート、全力疾走してまいります!!


←戻る ▲このページの先頭へ