京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

11月度まちづくり委員会

2012年11月8日

11月8日10時より、市会第2会議室でまちづくり委員会が開会され、青野仁志副委員長(中京区)とともに出席しました。

まず、建設局より「道路構造条例」の制定に関する市民意見を、本日(8日)から1ヶ月間募集する件について報告がありました。市民意見(パブリックコメント)募集にあたって、イラスト入りのわかりやすい資料が工夫されていました。関係者の工夫に敬意を表します。

いわゆる「地域主権改革一括法」に伴って、これまで全国一律であった基準を、地域の実情に合わせて各地方自治体が定めることになったので、道路や公園などの構造上の基準について市民の生の声を募るものです。

車道の路肩に自転車が走行する場所を確保する基準や、歩道に防護さくを設置する基準など、市民生活に密接にかかわる件なので、私は幅広い広報を進めることと、性別や世代ごとの分析が出来るような綿密な集計作業を実施するよう求めました。

関心のある方は、市役所や各区役所、土木事務所に備え付けのリーフレットをご覧ください。京都市HPでもダウンロードできますので、コチラのページをクリックして下さいませ。

都市計画局への一般質問では、前日(7日)に開催された「空き家対策検討委員会」について質疑。2時間にわたって熱心に展開された意見交換を傍聴したばかりなので、“ホヤホヤ”の議論をさせて頂きました。

この委員会は、今年度にあと何回開会されるのか聞くと、明年に2回予定しているとのこと。京都市として空き家の適正管理を進める条例の骨子案も検討され、パブコメも募るとの見通しを確認しました。大事ですよね。

私は、有識者や業界関係者、地域団体の方や公募市民など多彩な顔触れの委員で構成されているこの委員会の議論に大いに注目しています。

僭越かとは思いましたが、私が重要であると考えている2つのポイントを、是非委員会で検討してもらいたいと申し入れました。

1つは、空き家の「管理不全」状態の定義を明確にするべきであるということです。危険度の基準を、橋りょう老朽状況のように「レベルA〜D」まで設定し、そのために50以上のチェック項目を明確に定めるよう提案したのです。

2つめは、空き家対策は「条例ができたら終わり」ではなく、山中教授のように「ここから新たな段階が本格的に始まる」と認識しなければならないと指摘。仕組みを作り進化させることが大事であると訴えました。

各行政区単位で、区長・消防署長・警察署長・学識者や地域の代表で構成する委員会を設置して、早期発見や流通支援、危険家屋への勧告等の措置について話し合い、意思決定していくべきと提起。同時に、現場の実情を掌握したうえで有効な情報提供や事業支援等を進める「司令塔的」な役割も不可欠であると論じました。

一般質問は、私を含め4名ということもあり、お昼過ぎに委員会は終わりました。珍しいことです。午後から重要な政務調査を存分に重ねることができ、良かったです。

さて、上に掲載した右側の画像は、11月議会を告知するポスターの試作分。市会改革の流れの中、広報に力を入れてユニークなデザインで制作されています。

10月末に定例議会が終わったばかりですが、次の議会の告示はもうすぐ。あっという間もないくらいですよね。

ポスターをよくよく見ると、市会のイメージキャラクター“またきち”が自転車専用レーンを走っています。ビックリ! 京都市の議会改革のシンボルが自転車政策やしかなぁ〜と勝手に想像しています。(ちょっとズーズーしいかな?)

14日に東京で開催される自転車フォーラムで講演させていただくテーマも、ずばり「自転車条例施行の検証と課題」というもの。原稿執筆や資料作成でクタクタですが、勇気凛々・元気百倍で頑張ってまいります。

やりまっせ〜っ!


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