京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

9月度定例議会が閉会

2012年10月26日

10月26日10時より、9月定例議会を締めくくる本会議がおこなわれ、23年度一般会計歳入歳出決算案や、各常任委員会に付託された条例改正案など市長提出議案53件と請願1件について採決しました。

私は、会派を代表して、23年度決算への賛成討論に立ちました。どないです? 凛々しい表情で写ってまっしゃろ!

京都市は、平成19年度の決算で373億円という過去最大の赤字を出しましたが、市民協働の汗を流して懸命の努力を重ねた結果、実質収支については平成22年度決算で赤字を克服し、23年度においても黒字を維持できましたので、この点は大いに評価をしました。

しかしながら、この黒字は「特定の財源対策」を実施したことによる結果であるため、更なる行財政改革が必要であると強く指摘したうえで、長期ビジョンに立った成長戦略を断行するとともに、切れ目なき行財政改革をより一層進めることが重要であると論じたのです。

同時に、人口減少時代に突入した今、若々しい息吹にあふれた具体的な政策を生み出す創造性が求められていると訴え、1つ1つの政策課題について、決算審査できめ細かく検証して、次年度の予算のあり方に連動していかなければならないと主張。議会が活性化しなければ、京都が元気にならないとの決意を込めて討論させて頂きました。

さわやかに語ったつもりでしたが、終了後に他会派の議員さんから「真剣な表情で怖いくらいでしたね」と指摘され、ビックリ。緊張してたんやなぁと反省しました。まだまだ修行が足りまへんなぁ(ぐすん・・・・・)。

この模様は、後日に京都市会HPの録画中継で視ることができます。それを受けて、このHPの「MOVIE」でもアップさせていただきます。ホンマにさわやかどうか、ご関心のある方は視て下さいませ。

さて、国に送る意見書(8議案)は、公明提案の「自治体における防災・減災のための事業に対する国の財政支援を求める意見書」「脱法ドラッグとりわけ脱法ハーブに対する早急な規制強化等を求める意見書」「気象事業の整備拡充を求める意見書」の3つが全会一致で採択。議員団幹事として会派を代表し、誠実な議論を重ねた甲斐がありました。

「税制全体の抜本改革の確実な実施を求める意見書」は、消費税自体を認めない共産党が反対のため、全会一致とはならず賛成多数で採択されました。「中小企業の成長支援策の拡充を求める意見書」には共産党が賛成したものの、特定業種に偏っているという疑義を呈した京都党が反対の為、これも賛成多数での採択となり、少し冷や汗をかいた次第です。(・・・・でも、提案した5本とも採択されて良かったぁ〜っ)

このほか、民主提案の「B型・C型肝炎ウィルス患者の救済に関する意見書」は全会一致だったものの、自民提案の「我が国の領土・主権の護持等に関する意見書」は共産が反対の賛成多数。共産提案の「大飯原発の稼働停止を求める意見書」は、即時停止に固執した文面であった為、全ての会派から賛同が得られずに否決となりました。

また、2つの決議案のうち、「沖縄県での米軍人による女性暴行致傷事件に関する決議」は全会一致で採択されましたが、「衆議院の早期解散に関する決議」は解散を拒む民主以外に、その立場ではないとの立場を主張した京都党が反対したために賛成多数で採択。バラエティに富んだものとなったのが印象的です。

お昼休みをはさんで2時前までかかるという、異例の最終本会議となりましたが、熱気あふれた論戦が展開されたと実感しています。

33日間の会期を終えたものの、ホッとした気分に浸ることは許されません。25年度予算の要望項目を精査したり、議員団の年間テーマの政策を調査研究する作業の傍ら、個人として真剣に取り組んでいる複数の政策課題を抱え、必死の勉強に追われているのです。

あっという間に11月になり、その第3月曜日(19日)に、次の議会が告示される予定。あわただしい日々が続きますが、こんなやり甲斐はないとの感謝の気持ちがフツフツと滾(たぎ)ってきます。

もう1つ、悲鳴をあげてしまうような有難い予定が入りました。11月14日に東京で開催される自転車フォーラムで講演させていただくことになったのです。身に余る光栄で思わず武者震い。

容量を超える仕事を抱えてますので、ちょっぴりオーバーヒート気味ですが、気合を入れて頑張ります!


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