京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

決算委員会市長総括質疑に立ちました

2012年10月18日

10月17,18日の2日間、京都市会本会議場で、決算特別委員会のハイライト、市長総括質疑がおこなわれ、私は2日目の18番手(公明党の4番手)として質問に立ちました。

写真をご覧頂くとおわかりと存じますが、本会議代表質問の定位置ではなく、速記者が座る場所に立って、理事者席の市長・副市長に対峙するスタイル。

予算委員会でもこの場所でしたので、違和感は薄まりましたが、通常の本会議や常任委員会で座る議席からの視界とぜんぜん違うので、新鮮な気分で頑張りました。

この数ヶ月、様々な業界団体やNPOの方々、地域の皆さん方からお聞きしてきた現場の生の声をふまえ、「ひきこもり支援」「空き家問題」「学校設備」「道路維持補修」について、元気一杯に質問しました。下記に紹介します。

1. 京都市に約8,800人おられる「ひきこもり」の方々への支援は、長期化を余儀なくされるため、ご本人もご家族も大変に苦慮し、疲弊されている。現在「若者相談窓口」や「こころの健康増進センター」を中心に対策を進めてられているが、ひきこもりに特化した支援機関がない。国と連携し、本格的な「ひきこもり地域支援センター」を設置するべきである。
2. ここ数年で多くの自治体が空き家の適正管理を目的とする条例を制定しているが、空き家が危険家屋になる前に予防していくという観点が重要である。現在一戸建てを対象とする「空き家流通促進事業」に加え、築30年以上の「高経年マンション」を支援する新規事業もスタートするべきではないか。
3. 公立学校のトイレは洋式便器が大変に少なく、4分の3が和式である。地域行事で学校を利用する市民も高齢化が進むので、高齢者や妊婦さんにも配慮した洋式仕様への改修を今以上に促進するべきである。
4. 道路維持補修における「私道整備助成金」については、平成22年度から助成率を75%まで引き上げられ、喜んでいる町内も多いが、袋路などの理由で却下されたケースも少なくない。都市型の「限界集落」にならないためにも、「私道整備助成」の基準を緩和して弾力的に対応していただきたい。

それぞれ重要な政策課題です。副市長から、誠実で前向きな答弁があったので、期待して見守りたいです。

来週の中旬に、京都市会ホームページの「インターネット中継」に録画がアップされます。関心のある方はぜひご覧ください。このホームページの「MOVIE」にもアップしますので、お楽しみに!

総括質疑の後は、各常任委員会で条例案等の審議が始まり、25日の討論結了までは一瀉千里の怒涛の日々です。国への意見書、決議などなど重要案件も目白押し。議員団の幹事として、他会派との交渉も担当しますので大忙しとなります。

頑張りまっせ〜っ!


※なお、決算特別委員会の局別質疑で取り上げた政策課題ですが、前回の市会だより(10月5日付)の保健福祉局に続き、下記に項目をご紹介します。

10月9日:教育委員会
・不登校問題
・学校トイレ問題

10月10日:都市計画局
・マンション版・地域連携型空き家流通促進事業
・景観政策におけるガイドライン
・大規模盛土造成地調査
・安心すまいづくり推進事業

10月11日:建設局
・地籍調査
・第二外環道路整備
・阪急京都線高架工事
・国直轄事業負担金
・道路維持補修


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