京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

7月度まちづくり委員会

2012年7月12日

7月12日10時より、市会第2会議室でまちづくり委員会が開会されました。青野仁志副委員長(中京区)も復帰され、心強く論戦に臨みました。

断続的に強い雨が降る不安定な天気。今回は最初からクールビズでしたが、たまらんくらい蒸し暑かったです。(この季節はしゃーないですわね・・・・)

都市計画局から、「細街路対策の指針」と「高経年マンション実態調査」について説明があり、私は以下の点について質疑しました。

1. 昨年の代表質問で「空き家対策」を論じた中で、法の規制で建て替えが出来ない細街路に面した老朽家屋の問題は、防災・地域福祉・地域コミュニティ等とも連動する重要な懸案である。「特例許可」を実現するために現地現場主義で地元の実情に即した対策を積み重ねていただきたい。
2. 築30年以上の分譲マンションは、経年劣化や居住者の高齢化など、解決が困難な課題にさらされている。実態調査を分析し、今までの支援策の成果を検証したうえで、京都市の未来を切り開く希望の持てる施策を実現していくべきである。

次に、一般質問では「空き家対策条例」の検討にあたって、重要な視点を指摘しました。ここ数年に各自治体で制定されている条例の多くは、適正管理を怠って地域に不安を与えるだけでなく、物理的な危険を及ぼす事例に対して「行政代執行」を実施すると規定されています。

同時に、東京都足立区などのように、解体費用を助成する制度を導入しているケースもあり、バランスの取れた政策にしていくべきです。先進的な事例を学びつつ、京都ならではの「地域力」を生かした条例への方向性を論じました。

建設局からは、「パークアンドライド駐車場」についての報告がありました。これは、平成21年10月の代表質問で具体的な提言をした施策が実現したものです。やっぱしうれしいもんですねぇ〜。

多くの委員が質疑する中、私も手を挙げて「本格的に事業化するならば、綿密かつ創造的な計画を煮詰めて、活力ある成功事例にしていただきたい」と訴えました。局の縦割りを超えたダイナミックな取り組みが重要ですよね。

一般質問では、「通学路安全対策」と「橋りょう長寿命化修繕計画」を取り上げました。いずれも「いのちを守る」ためのホットな政策です。迅速かつ効果的な施策推進がはかられるよう、現場の声を生かすよう提言。頑張りました。

委員会が終わったのは、夕方6時近く。クタクタでしたが、現在全力で取組んでいる政策の調査が大詰めを迎えていますので、残る力を振り絞り議員団室で意見交換。窓の外は真っ暗になっちゃいました。グスン・・・・。

国政は混乱を極め、醜い権力闘争が展開されていますが、市民に身近な京都市政はどの会派の議員も、真摯に誠実に踏ん張っています。(ホンマです)

地方分権の先頭を疾走する決意をこめ、切磋琢磨して市民本位の政策を創造していこうと決意しています。やりまっせ〜っ!


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