京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

予算委員会市長総括質疑に立ちました

2012年3月16日

3月15,16日の2日間、京都市会本会議場で、予算特別委員会のハイライト、市長総括質疑がおこなわれ、私は初日の15番手(公明党の3番手)として質問に立ちました。

写真をご覧頂くとおわかりと存じますが、本会議代表質問の定位置ではなく、速記者が座る場所に立って、理事者席の市長・副市長に対峙するスタイル。

ちょっぴり違和感がありますが、通常の本会議や常任委員会で座る議席からの視界とぜんぜん違うので、新鮮な気分で頑張りました。

まず、東日本大震災から1年経過し、市長のリーダーシップで被災地の皆さんに寄り添った真心の支援を迅速かつ丁寧に進めたことに敬意を表しました。

そして、1人の人間として、逆境の中で歯を食いしばって再起の道を歩んでおられる方々と同苦しつつ、国難とも言える震災からの復興に挑み、わが京都市の安心安全の防災対策に取組んでいる心境を語った後、質問に入りました。

1. ソフト・ハード両面の震災対応能力を充実し、防災情報システム機能向上と業務継続計画策定について、あらゆる事態を想定した危機管理を求める。復興支援で本市から被災地に派遣されている職員が現場で積み重ねた貴重な経験を役立てるべきである。
2. 地下鉄経営健全化のためには、どこまでも利用者の側に立ったきめ細かな配慮が大事であり、智恵を絞って英知を結集しなければならない。女性のニーズに応える創意工夫、若手職員のフレッシュな発想を重視する姿勢、電脳世代にもアピールするキャラクター活用など、文字通り魂の入った「柔軟な施策」を展開するべきである。
3. 地球環境や健康に良い自転車を重視する施策が、欧米で国家的戦略となっている。京都市も本格的な走行環境の整備が重要。まちなか自転車レーンを長期ビジョンで推進し、100年後の子孫に安全な自転車環境を残そうではないか。

会議場では、他会派の議員から、やんやの声援や微笑ましいヤジも飛び、賑やかな質疑となりましたが、前向きな答弁があったので、期待して見守りたいです。

15日に登壇した公明党議員は、私を入れて4名。谷口議員団長(伏見区)は、被災地のガレキを受け入れるべきであると画期的な提言を敢行。湯浅議員(右京区)は自転車政策の司令塔を編成するよう求めました。私の後に登壇した青野議員(中京区)は「自治体クラウド」を論じ、それぞれ大きな前進を勝ち取りました。

16日も4名が登場。久保議員(山科区)が道州制を視野に入れた特別自治市を訴え、津田議員(伏見区)は女性の視点を重視した防災施策を論じました。

なかでも国本議員(左京区)は、防災教育や障がい者スポーツ支援について密度の濃い提案を論じ、会場をうならせました。

ラストバッターの大道議員(南区)は、メガソーラー・動物支援センター・水道料金・景観政策について、レベルの高い議論を展開。素晴らしかったです。

来週の中旬に、京都市会ホームページの「インターネット中継」に録画がアップされます。関心のある方はぜひご覧ください。このホームページの「MOVIE」にもアップしますので、お楽しみに!

いよいよ、総括質疑の後は、各常任委員会で条例案の審議が始まり、26日の討論結了までは一瀉千里の怒涛の日々です。

地域政党が提出した条例案や国への意見書、決議などなど重要案件が目白押し。議員団の幹事として、他会派との交渉も担当しますので大忙しとなります。「市会だより」は27日の最終本会議以降しかアップできませんが、ご了承くださいませ。


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