京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

2月度定例議会はじまる

2012年2月24日

2月24日10時より本会議が招集され、2月定例議会が始まりました。会期は3月28日までの33日間です。

今議会は、平成24年度一般会計予算、23年度補正予算をはじめ、暴力団排除条例案、児童福祉センター条例改正案など90もの議案が上程されました。

大変ですが、市民の皆さんからお預かりした大事な税金を、どのような政策に使うかを議論する大事な議会。さっそく、週明けから予算特別委員会が始まります。

私自身、いつもの常任委員会では、委員長として進行役に徹しているため、質問が出来ませんので、その分も、予算審議では頑張っていこうと決意しています。

各局に対する質疑が断続的に続き、市長への総括質疑は、インターネット中継があります。私の出番の詳細が分かり次第、お知らせする予定です。気合十分でっせ〜っ!

また、本会議代表質問は、3月1,2日の2日間おこなわれ、公明党からは2日の午後1時過ぎから、日置文章議員(北区)、曽我修議員(伏見区)、平山賀一議員(西京区)が登場します。

当日の傍聴を希望される方は、お電話かメールでご連絡ください。また、KBS京都テレビで生放送されます。インターネット中継もあります。ぜひご覧ください。


本会議終了後、午後1時より、恒例の議員研修が開催されました。立命館大学の村上弘教授が「大阪都構想」について鋭く分析され、大いに触発を受けました。

講義終了後に、何人かの同僚議員とともに私も挙手し、疑問に思った下記の2点を質問しました。

1. 大阪市民や府民は、大阪の体制よりも東京23区の方が良いというイメージを持って「都構想」に賛成した人が多い。ところが先生は「東京の特別区は都に財政的に縛られて弱い存在である」と主張されるが、実際はそうなのか?
2. 「大阪市を8つに分割するのではなく、4つか5つに分割すれば人口50〜60万の中核都市以上の規模になり、英国のマンチェスター大都市圏に似たフレキシブルな制度になる」とおっしゃるが、そうするのならば大阪府域にとどまらず、関西各県の諸都市を一挙に見直して、中世時代の摂津国や河内国、山城国などの地域を人口50以上(最大でも100万くらい)の基礎自治体として再編して「関西州」に移行した方が、国からの権限委譲も一挙にすすむのではないか?

残念ながら、私の聞き方が良くなかったのか、村上教授の回答が質問の主旨から外れたものとなってしまい、大いに反省しました。その場で再度マイクを握って再質問したら、時間を食って他会派の議員さんたちに迷惑がかかりますので、涙を呑んで次の方に譲りました。

この場をお借りし、私自身の意見を申し上げれば、橋下市長の強圧的手法には危うさを感じるものの、「大阪都」を第一歩として地方分権への国民意識が一気に高まり、こう着状態にあった道州制論議が大きな進展を見せるかもしれませんので、その点に期待しています。(当事者である大阪市民や大阪市職員さんや議員さんは、風雲急をつげる大変さと思いますが・・・)


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