京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

12月度交通水道消防委員会質疑

2011年12月6日

12月6日10時より、市会第5会議室で交通水道消防委員会が開会され、公明党市会議員団からは大道義知委員(南区)・井上教子委員(下京区)・津田早苗委員(伏見区)と私が出席しました。

消防局から、11月16日に開催された京都市防災会議専門委員会についての報告があり、原発事故にかかわる防災対策などについて3人の委員から質問がありました。

一般質問では、3月11日を防災を誓う記念日にしてはとの提案や、水族館建設中の梅小路公園広域避難計画などが議論される中、公明党の井上議員は「帰宅困難者対策」を取り上げ、大阪のように本格的な訓練を実施する重要性を主張。前向きな答弁を勝ち取りました。

交通局に対しての一般質問では、地下鉄烏丸線の転落防止柵が話題になり、実に9名の委員が取り上げて論じました。財政難のため見送らざるを得なかった機械を、操作面の進歩や価格の関係でようやく本格導入の見通しがたったものです。

最初の数名の質疑では、予算確保の問題や安全対策などの課題が掘り下げられていたのですが、ある新人議員が“そもそも論”を提起してからややこしくなりました。この数年で約20名の人が線路に転落したものの、幸いにも電車が来ない段階であったため事なきをえたことに対して「誰も死んでいないなら高額予算をかける意味が無い」「安全対策をやりすぎるのは過保護ではないか」と発言したものですから、さあ大変。

次々と議員が手を挙げて持論を開陳し出した中で、最も「生命尊厳」の立場で理路整然と反論したのが我が津田議員。「高齢者や子どもたちの安全と、観光客のためにも絶対に必要である」と訴え、スマートホンに気をとられて転落事故が増加し、全国の自治体が対策を始めている現状に逆行してはならないことを論じたのです。

私は委員長なので、発言できません。忸怩たる想いでしたが、津田議員の舌鋒鋭い主張に心の中で快哉を叫びました。あー、カッコ好かった!

その後は、市バス料金やバス待ち環境問題、ドライブレコーダ−や1日乗車券などのテーマが語り合われたほか、上下水道局にも光ケーブル切断事故に対しての質疑があり、結局夕方までのたっぷりの委員会になりました。

11月議会は、師走半ばまで続く“せわしない”時期の議会です。不祥事問題や景観規制緩和問題など予断を許さない終盤戦ではありますが、右往左往したりせず、じっくりと地に足をつけた市民本位の議論を展開することが大事と思います。

なお、12月1日におこなわれた本会議代表質問では、谷口弘昌団長(伏見区)と湯浅光彦幹事(右京区)の2人が登壇。翌日の京都新聞に掲載されるなどの注目を集めました。「政局よりも政策」を旗印に頑張る政策創造集団の面目躍如です。

これからも、京都活性化のため、全力疾走で頑張ってまいります。いっそうのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。やりまっせ〜!!


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