京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

2月度教育福祉委員会質疑

2011年2月22日〜3月4日

2月22日から、2月度定例会が開会されました。会期は3月15日までの22日間の長丁場。2011年度予算はじめ、実に111もの議案が上程され、予算委員会や常任委員会で審議します。

私は、第2分科会に所属し、都市計画局・建設局・消防局・教育委員会・保健福祉局に関する予算案や条例案を議論。書類の山と格闘しながら頑張っています。

今回は、3月4日に終わった予算委員会局別質疑までの前半戦をレポートします。

まず、開会本会議の翌23日には、22年度補正予算案を審議し、25日に討論が結了、28日の本介護で賛成多数で可決成立しました。

「国民健康保険」「生活保護扶助費」「介護保険」などが増額された一方、建設局の高速道路関係の予算や都市計画局の「あんぜん住宅改善資金融資制度」が減額補正されました。

この補正予算には、共産党が市立病院特別会計予算に反対した以外は、すべての会派が賛成して可決しました。喫緊の課題への迅速な対応は重要ですものね。

本会議場での代表質疑は、2月28日と3月1日に行なわれ、公明党は、3月1日に、日置文章議員(北区)・井上教子議員(下京区)・湯浅光彦議員(右京区)の3名が質疑に立ちました。

特に、湯浅議員が訴えた「高齢者サポーター」について、翌日の京都新聞に大きく掲載されました。政策の党・公明党の面目躍如。えっへんです。

詳しい質問項目や答弁については、後日に議員団ホームページに紹介の予定です。ご了承ください。

3月2日は、都市計画局と消防局への局別質疑。各会派の委員から、歩くまち総合交通戦略や市営住宅、消防団員処遇改善などについて、活発な意見が交わされました。

私の出番は3日から。下記の点について質問しました。

【3日午前:建設局】
1. 京都御苑周辺道路に歩行空間を確保する事業は、今出川通り(御苑北側)沿いの歩道にお堀があって危険なので、「ふた」をするのですが、この範囲が30mなので、今後も段階を踏んで、今出川通りの広い範囲まで拡大するべき。国との交渉が難航しそうなら、今出川通りの2車線のうちの歩道側にある車線をカラー舗装しバス・二輪車専用レーンとしてはどうか。
2. 公園内の公衆トイレへの改修を促進するとともに、事件を予防する安全対策を充実するべき。
【3日午後:教育委員会】
1. 市内の中学校で、2学期制と3学期制の混在している実態があるので、23年度以降の方向性を明確にするにあたっては、保護者の声や現場の教員の声を重視するべき。
2. 児童虐待については、学校からの通報で早期発見して解決が図られた事例もあるので、各機関と情報を共有する仕組みを確立するべき。
3. 学校裏サイト監視システムについては、民間の監視会社は数多くあるので、シビアに比較検討して、いっそうの効果を出していくべき。
【4日:保健福祉局】
1. 難聴児童へ補聴器の購入を助成する事業が始まるが、体の発育に合わせての支援も重要なので、今後も継続するよう要望。
2. 肺炎球菌ワクチン接種の公費助成は、小児用肺炎球菌ワクチンの自己負担なし(無料化)が実現したが、高齢者も対応してほしいとの声を受け止め、次年度以降に安全面を研究する等の取り組みが必要。
3. 動物愛護の推進を充実し、好評の「まち猫事業」を継続するとともに、ふん害対策も強化するべき。

理事者からは、前向きな答弁がありました。11月の本会議代表質問で取り上げた児童虐待問題や、教育福祉委員会で取り上げた補聴器助成などが、具体的に予算化され、市民の方々も喜んでおられると確信しています。

後半戦は、日程が立て込み、あわただしい毎日です。7日が公営企業予算特別委員会の市長総括質疑、8日が教育福祉委員会、10日が普通予算特別委員会の市長総括質疑があり、予算案や条例案を各会派で慎重に審議。

15日の本会議採決まで、息が抜けない真剣勝負が続きます。議会改革のうねりを起こす活発な議論を展開してまいります、よしだッシュ!


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