京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

1月臨時議会が開会

2011年1月24日

1月24日10時より、京都市会本会議場で臨時議会が開会されました。会期は31日までの8日間です。

臨時で開会されたのは、地域政党の方々6名から「議員定数削減」を求める直接請求が受理されたためです。現在の69から60に大幅削減するという、思い切った条例案について、付託された市会運営委員会で議論が交わされます。

現在、公明党京都府本部青年局では、青年層の積極的な政治参加をめざす「青年のチカラ」運動を展開するなか、京都市会改革を市民協働で進めることを求める署名運動を進めています。

本日付公明新聞に、23日におこなった街頭署名の記事が掲載されていますので、参加された青年のコメントを紹介します。「地方議会は身近な事項を決めているのに、活動が見えない。改革を進めてほしい」「議会のあり方を市民参加型で考えるのに賛成」「選挙目当てで議会定数削減を求める人たちもいるが、適正人数をよく議論すべき」――。私も同じ考えです。

31日の本会議まで、議論を深めたいと考えています。読者の皆さんのお考えも、ぜひお寄せください。

さて、本会議終了後に、定例の教育福祉委員会が開催されました。請願の審査では、年度末ということもあり採択の賛否を巡って、各会派で活発な意見交換。議会改革のテーマの1つ「議員間討議」そのものが展開され、興味深かったです。

私は、「教科書の適切な採択」を求める請願について、文章で述べられている「十分な調査と研究」のうえで「公正かつ適切な採択」に関して異論はないものの、時代の風潮が「愛国心」「国家主義」に引きずられてしまわないよう、幅広い市民意見を求め、活発な意見交換を重ねる重要性を指摘させていただきました。

次の一般質問では、大要つぎのような問題提起を行いました。

【保健福祉局へ】
犬猫の「ふん害」について、積極的対策を求める声がある。他都市の法整備の状況と効果等を調査し、前向きに取組むべきではないか。
【教育委員会へ】
不登校フォーラムが11回の開催を積み重ねており、関係者の努力に敬意を表したい。講演の後に分科会を開催する方式も実務的。今後の相談機関のあり方等について、前向きな具体策をすすめていただきたい。
読解力向上の取り組みを充実すべき。子ども読書の日記念事業についても、本質はぶれずに進めるべきであるが、エンターティンメント性も工夫し、とっつきやすい工夫を柔軟に発想するべきである。

理事者から、前向きな答弁がありました。やはり、市民からいただいた生の声を基にした議論を展開することが大事ですよね。

臨時議会が終わっても、立て続けに予算議会、常任委員会と続きます。選挙直前の多忙な時期ではありますが、誠実に真剣に研さんに励んで、市民目線の議論を展開しようと、改めて決意しました。


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