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12月度教育福祉委員会質疑

2010年12月22日

12月22日10時より、市会第2会議室で教育福祉委員会が開会され、公明党市会議員団からは谷口弘昌委員(伏見区)と私が出席。大切な福祉問題について議論を戦わせました。

保険福祉局より、「食の安全安心推進計画」と「新・京(みやこ)食育推進プラン」についての説明があり、私も挙手して質問に立ちました。

学生のまち京都の地域特性を重視した施策を計画していることは評価できるが、絵に描いたモチにならないよう、学生の意識を積極的に吸い上げるべきと論じ、きめ細かな広報周知を提言したのです。

また、食育への関心が高まっている今、ダイエットに悩む思春期の若者や、1人暮らし等の生活環境の変化を経験する学生の食生活のバランスが偏らないよう、効果的な啓発活動の重要性を指摘。

「お父さんのための食育セミナー」など、創意工夫を凝らして、多世代に関心を持ってもらうような企画を具体的に進めるべきと論じました。地域の行事等で、血液がドロドロかサラサラかを測定するイベントを開催するとか、京都ならではのおばんざいウォークラリーや体験型農園などのアイデアを紹介。実現したら面白いかも?

一般質問では、10月から本格的に始まった「3人乗り自転車レンタル事業」を取り上げました。当初は申し込みが殺到してクジ引きが必要かもしれないとの見込みだったのですが、2か月経過した現在は半分くらいに留まっているとのこと。

高額な専用自転車を購入するよりも、子育ての一定期間をレンタルする方がお得ということで、若いお母さん方から期待が寄せられているのに、なぜ応募が少ないのか――?

貸出額は月1,000円と割安で、メンテナンスも無料で実施するということで、魅力を感じていただける事業内容になっているものの、貸出しの条件に講習会の受講が必須であったりとか、貸出期間が短いとか、細かな部分で「ちょっと・・・・」としり込みしてしまうような部分が見受けられるのです。

また、事業を説明した文章を読むと、事故や盗難、故障等のトラブルに遭った際は自己責任である旨が事務的に明記されていますし、詳細の要項は典型的なお役所文書で何度読み返しても理解できにくいシロモノ。

「困った時はお気軽にどうぞ。行政がきちんと親切にご支援しますよ」というような温かな真心が伝わってこないばかりか、想定されるクレームを予防するかのような内容です。これでは、多くの方は不安を覚えてしまうのではないかと感じざるを得ません。

これらの点を指摘し、前向きな改善を求めました。これをきっかけに、私も何度か担当者と意見交換を重ねていこうと思っています。

今回の委員会では、私以外にも多くの委員が発言し、多くの政策課題について活発な議論が展開されたので、教育委員会への一般質問が終わったのが、夜の7時。くたくたですが、充実の委員会でした。

これからも、草の根ネットワークの公明党らしく、地域に根差した政策を推進していこうと、あらためて決意しました。よしだッシュ!!


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