京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

2月議会代表質疑

2010年2月24日

2月24日10時より京都市会本会議場で代表質疑がおこなわれました。23日に自民・共産の6名が登壇したのに続き、24日は、民主・公明の各3名が登壇。公明党からは大道義知議員団長(南区)と柴田章喜議員団副団長(左京区)、井上教子議員(下京区)が、予算案等について質問しました。

京都市財政危機を乗り越えるための、非常に重要な議会です。各会派ともエース級が登板しましたが、わが公明党は特に目を引く豪華ラインナップ。威風堂々の質疑を展開し、公明党ここにありと満天下に示しました。やったぜ!

大道議員は、次の7点について質問。
(1) 新年度予算編成における政権交代の影響について
(2) 財政健全化のための今後の市債発行について
(3) 食の安心安全条例施行と市民会議設置について
(4) 活字文化振興と若者の読書向上について
(5) コミュニティ活性化の条例制定について
(6) ICT活用した進化する景観政策について
(7) 戸籍等の入手にかかわる本人告知制度について

いずれも重要な政策課題ですが、凄いところは、条例制定に大きく影響を与えているという点と、財政運営や予算総体を論じるスケールの大きさの2点です。他会派の議員も熱心に耳を澄ませていました。こうならなあかんなぁと、しみじみ思います。

市幹部や他党議員までもが、思わず納得せざるをえない説得力を磨くには、何が大事なのか。絶好のお手本が身近に存在する喜びをかみしめています。

柴田議員は、次の6点について質問。
(1) 若者の雇用支援について
(2) 自殺対策について
(3) 介護保険事業について
(4) 岡崎地域活性化について
(5) 地球温暖化対策について
(6) 市バス・地下鉄健全化計画について

特に(5)では、快適さや便利さの追求という価値観を見直し、ライフスタイル転換の重要性に言及したこと、そして若者雇用支援のために、府市協調を含めたオール京都を体制強化するとの市長答弁を引き出した、実り大きい質問に、大いに勉強させていただきました。

6人目、つまり大トリを飾ったのが井上議員。濃密な7点の政策課題を論じました。
(1) 日本女性会議きょうとについて
(2) 子宮頚がん予防ワクチン接種公費負担について
(3) DV相談支援について
(4) 保健所と福祉事務所の連携強化について
(5) 子どもをともに育む親支援プログラムについて
(6) 子どもをともに育む市民憲章の条例化について
(7) 梅小路公園の再整備について

いずれも現場に足を運び、自分の目で見て取材したことが根底にある質問ばかり。説得力満点で、野党も野次るのも忘れるほどでした。特に梅小路公園については、共産党がネガティブな反対論をこれでもかと繰り返した後ですから、余計に良識と真摯さが目立ったと思います。

私も思わず、野党席に向かって「これがポジティブな質問のお手本です。ぜひ参考にしてくださいね〜っ!」と声をかけました。紳士的に言ったつもりですが、会議録には「発言する者あり」と書かれることでしょう。つまり野次ってこと。野党の方々は皆さん苦笑いをしてましたけどね。

いよいよ25日からは、本格的な22年度予算の審議が開始。息をつく間もない濃密な凝縮した日々が、3月19日まで続きます。頑張りまっせ〜っっっ!


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