12月25日10時より、市会第2会議室で交通水道委員会が開会され、私も柴田章喜副委員長(左京区)、日置文章委員(北区)、平山賀一委員(西京区)とともに参加しました。
交通局の資金不足の比率が、ついに経営健全化基準を上回ってしまったため、経営健全化計画を定めなければならなくなったことにより、10月から外部監査が実施されました。本日の委員会で詳細な結果が報告され、各委員から質疑があったのです。
予想以上に厳しい監査結果に、各委員も質問も戸惑い気味。何しろ、監査人からは、交通局だけに責任は無く、市長や議会も大きな責任を負わなければならないと断じているのですから。
私は最後に登壇。下記の3点について論じました。
1. | 東西線を建設した当時や、2度の延伸工事の見通しが甘かったのではないかとの指摘を真摯に受け止め、徹底した検証をするべきである。 |
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2. | 平成30年度までの増客目標を1日当たり5万人と設定していることに対して、「絵に描いた餅である」と指摘されている。30年度から逆算して、中長期的計画を綿密に立てるべきである。 |
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3. | 観光客5,000万達成が地下鉄増客に直結しなかった原因を検証し、自転車シェアリングなど、斬新な具体策を講じた計画を策定するべきではないか。 |
質疑に当たって心がけたのは、感情的な追求や糾弾では何も生まれないということです。未曾有の財政危機にある京都市のなかで、もっとも厳しい部門を担って奮闘する交通局職員に、熱いエールを送らせていただきました。
行政だけでなく、議員にも市民のシビアな目線が送られていることを肝に銘じ、京都市の再生に死に物狂いで貢献していかなければならないと、改めて決意しました。
今年の議会活動は、いったん終わりますが、議員団ホームページ改訂作業など、たくさんの仕事を抱え、体がいくつあっても足りないくらいです。その合間に、議会図書館で3冊の書籍を借りました。財政危機克服のため、真剣に研鑽を深めていく決意です。
読者の皆さんの忌憚の無いご意見・ご提案をいただけたら、この上ない幸せです。よろしくお願い申し上げます。