京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

11月度交通水道委員会質疑

2009年11月13日

11月13日10時より、市会第2会議室で交通水道委員会が開会され、私も柴田章喜副委員長(左京区)、日置文章委員(北区)、平山賀一委員(西京区)とともに参加しました。

今回は交通通局への質疑は無く、上下水道局への一般質問。私も手を上げ、4点について質問しました。

まず、一般論として「京都市下水道の課題」は何かを問いました。真摯な答弁をいただきました。「設備の老朽化」「臭い水の根絶」とのこと。大切な課題です。

市政に携わる1人として、市民の皆さんのお役に立てるよう研鑽していきたいと、改めて決意させていただきました。

次に、具体的な課題を3点質疑。下記にまとめます。

1.

災害用備蓄飲料水「疎水物語」の配達サービスが効果を発揮しているので、より広報に努めるとともに、消防局とも連携して、災害時の交通寸断が懸念される山間部などの地域への備蓄促進を提案。

2.

水道事業広報用DVDの今後の充実・活用について。公式ホームページで動画ダイジェスト版をリンクしてはどうか。

3.

琵琶湖疎水記念館リニューアル記念事業のフォローアップが必要。記念講演会の報告や展示PRのための具体的工夫を提案。

いずれも、きめ細かな市政推進のためにも、重要な観点と確信しています。前向きな答弁がありましたので、期待して見守っていきたいです。

さて、本日の委員会では、自民・共産の委員からは、国で大々的に進められている「事業仕分け」による京都市政への影響が、具体的にどれくらいなのかが取り上げられていました。

鳩山政権の方向性には、多くの期待が寄せられており、私自身も注目していますが、時折見受けられる「拙速」かつ「強引」な手法に、違和感を覚えている人が増えてきているように思います。

私は、国の方向性に対しては、一喜一憂することなく、言うべきことを真摯に言い切っていくべきであると考えます。同時に、党利党略の政争の具にして、徒らに混乱させてはならないと実感しています。

自治体の政策は、どこまでも市民生活に密着しています。とりわけ、弱い立場の庶民の側に立った政策は、より実効力あるものにしなければなりません。

その意味で、議員が常任委員会等でおこなう質疑も、1つ1つが市民の声を代弁しているものでなければなりません。独りよがりになったりせず、現場感覚を研ぎ澄ませると同時に、見識に裏付けられたものであるかが問われると自覚し、研鑽に励んでいこうと自戒しています。

今後とも、ご指導ご鞭撻をお願いします。


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