京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

6月臨時議会で補正予算を審議

2009年6月23日

6月22日、52年ぶりに臨時議会が招集されました。国の補正予算成立を受け、306億円の京都市補正予算が提出されたのです。緊急の臨時議会ですが重要な案件がいっぱい。緊張感あふれる議論が展開されています。

23日は午前10時から市会第5会議室で、公営企業予算特別委員会が開会され、私も日置文章委員(北区)、柴田章喜委員(左京区)、平山賀一委員(西京区)とともに参加しました。

交通局関連の補正予算は、地下鉄四条駅構内を総額5億円で改修し、駅ナカビジネス充実をはかるというもの。京都市財政の改善にとっても、エコのいっそうの推進にとっても、京都活性化に直結する大事な施策です。

私は、先輩委員の配慮で会派の1番手として登壇。昨日の夕方に現地を訪れて取材した点を中心に問題提起し、下記の具体的提案をさせていただきました。

1.

構内改修に当たっては「安全面」を重視し、避難経路の確保をはじめ市民を守る観点を優先するべきこと。

2.

構内に店舗を誘致しても、閑古鳥が鳴いては何にもならない。「人の流れ」がスムーズになるような設計をすべきであること。

3.

「マ−ケティング」が大事である。プロデュースは民間活力を導入してはどうか。「ダメでした」は通用しないのでシビアな姿勢で企画を進めていくべきであること。

4.

具体的計画の取りまとめは今後の課題であるため、「収支見通しの根拠」を突っ込んで質疑することが出来ないのは遺憾である。何度かの段階で、常任委員会等で報告し質問を受けてもらいたい。

理事者からは前向きな答弁がありましたが、これからも“市民の目線”を根本において、議論を重ねていこうと決意しました。

最後に登壇した日置委員は、行き当たりばったりではなく、長期ビジョンで計画を緻密に進めていく必要性を力説。ほんまにそうですよね。

午後からは水道局への質疑。平山委員が理路整然と予算執行への課題を明確にしました。突っ込んだ答弁もあったので、貴重な予算をより効果的な施策として実現していけるのではないかと感じました。

29日に委員会討論結了、30日に本会議採決という、短期間の臨時議会ですが、中身の濃い充実した議論が、各分科会で展開されています。京都活性化のために、市民の生活をまもるために、全力で頑張ってまいります。

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