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4月度交通水道委員会質疑(水道局)

2009年4月24日

4月24日10時より京都市会第2会議室で、本年度2回目の交通水道委員会が開会され、私も柴田章喜副委員長(左京区)、日置文章委員(北区)、平山賀一委員(西京区)とともに出席しました。

10日の委員会は交通局でしたので、上下水道局とは初めての顔合わせ。理事者紹介と事務業概要の説明があり、その後は先日発生した鳥羽水環境保全センターの死亡事故についての報告を受け、各委員から質疑がありました。計8人が手を挙げ、原因究明と安全対策、危機管理充実を訴えました。今後の調査が待たれます。

私は、最後に一般質問で手を挙げ、「防災・耐震の対策」と「琵琶湖疏水記念館」について質問しました。正午を回っていたのですが、遠慮してもあきませんので、2点とも端折ったりせずに質疑を敢行。終わった後に日置委員に「お中が減っていたせいか、ちょっぴりパワー不足でしたかね?」と聞いたら「吉田君は元気だからそれくらいで十分だよ」と言われちゃいました。

質疑では、阪神大震災クラスの激甚災害に見舞われた場合を想定し、迅速に復旧できるよう危機管理マニュアルを整備・強化すべきことと、耐震工事では神戸などの実態をしっかりと調査して、地域性や老朽度を分析した計画を充実するよう求めました。綿密に進めているとの答弁ですが、これからも見守っていきたいです。

また、琵琶湖疏水記念館については、15日に現地を訪れた際に感じた点を踏まえて言及。5月からリニュアール工事が始まりますので、子どもたちや観光客が「また来たい」と思えるような企画を工夫するため、京都の魅力を掘り起こしてはどうかと提案しました。

第二疎水工事を推進した第2代市長・西郷菊次郎が、あの西郷隆盛の息子であることや、明治16年当時の京都商工会議所会頭で初代京都府会議長の山本覚馬が、会津の英才でありながら失明等を乗り越えて近代京都の発展に尽くしたことなどなど、あまり知られていない人物たちの輝かしい実績を紹介する試みも提起。

魅力ある人物群像に光をあてることにより、京都市の近代史がぐっと身近になってくるのではないでしょうか。厳しい経済危機と闘う京都市民が、誇りを新たにして前進していけるような記念館であってほしいですよね。

大阪市の公明党議員に、壮大なスケールで水道事業充実の仕事を進めている方がおられます。連携を取り合って、地下鉄や市バスを現地調査したり、水道事業についても取材していこうと思っています。これからも、京都市発展に貢献できるよう“現場第一”で走ってまいります。

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