京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

普通予算特別委員会局別質疑(後半)

2009年3月6日

普通予算特別委員会第1分科会は、3月4日が総務局、5日が理財局、そして6日が産業観光局の局別質疑が続きました。朝から晩までの凝縮した濃厚な議論が連日続き、快い疲労感を覚えておりますが、元気いっぱいです。

3日の総合企画局への質疑では出番は無くお休みでしたが、4日の総務局には、外郭団体統廃合の促進および人事等の透明化、歴史資料館活性化や将来への展望等を取り上げました。

外郭団体については、今年になってから不明朗な会計などの事件が報道され、市幹部OBが再就職している実態が疑念を呼んでいます。市民から“なれあい”というイメージを抱かれないよう、踏み込んだ見直しを求めました。補助金のあり方、監査のあり方にも突っ込んで提言。厳しい財政のなか推進している京都市の活性化のためには重要であると確信します。

5日は理財局に、個人市民税の増収対策について質疑。産業振興策だけでなく、京都市内から若い世代が流出しないような施策や、京都出身の子育て世代が市内に戻ってくるような施策が重要です。その問題意識から「新婚家庭家賃補助制度」「二世帯住宅建て替えへの助成制度」を提起しました。

6日は産業観光局に、観光政策・首都圏シティセールス・和装産業振興・商店街振興など多岐に渡って議論しました。経済を振興し、観光を充実させる施策は、京都の未来にとって本当に重要です。今こそ、京都の底力を示して逆境を撥ねのける変革期であると確信して、現場感覚で実情を検証し、政策を提言していくしかありません。

門川市長が主眼においている「融合」という視点は、公明党が長年訴えてきた縦割り行政克服を可能にして、市民参加の市政を名実ともに促進することは間違いありません。私自身は未熟な新米ではありますが、先輩議員に懇切丁寧に薫陶を受け、議会質問のチャンスをもらって度胸を試されつつ、必死に汗をかいて頑張っています。

いつの日か、芸大という創造性に満ちた(?)キャンパスで学び、生き馬の目を抜く苛烈なITビジネスの最前線で仕事をしてきた若き日の経験を生かして、京都市政になくてはならない存在になっていけるよう、希望を忘れず踏ん張っております。しんどいけど楽しいですよ。

さて、いよいよ週が明けると、11日には2つの分科会に分かれていた普通予算特別委員会が1つになって、各会派の代表が市長に質問する市長総括質疑があります。その前の9日には公営企業特別委員会の市長総括質疑があり、予算審議の終盤戦を迎え、大いに盛り上がってくるところです。

予算や各議案の採決は19日の最終本会議。波乱含みの定例市会になりそうですが、今後もレポートを随時お送りしますので、ご期待ください。

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