京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

普通予算特別委員会局別質疑(前半)

2009年3月2日

2月27日から普通予算特別委員会が再開し、21年度予算の本格的審議が始まりました。3月18日が討論結了という長丁場です。

私は、環境局・文化市民局・総合企画局・総務局・理財局・産業観光局などを所管する第1分科会に所属。木村力副委員長(中京区)、谷口弘昌委員、曽我修委員(ともに伏見区)とともに、市民生活にとって大事な施策を審議する委員会に臨みました。

第1分科会の局別質疑初日は、くらし環境委員会に所属する私のホームグランドである環境局。時代の変革期にある現代の可能性を開きゆく「グリーン産業革命」構想と、軌を一にする組織再編が4月に断行されることになりました。総合企画局の地球温暖化対策室とドッキングして「環境政策局」として生まれ変わり、名実ともに京都市の筆頭局となったのです。

野党委員から「政策と言うが現場で精いっぱいではないか」「筆頭は筆頭でも前頭筆頭のようだ」との批判がありましたので、私は自分の出番が来た時に、開口一番「現場感覚にあふれた政策を立案し実行する横綱相撲を期待する」とエールを送りました。尊重し補い合って初めて、クリエイティブな結果を導き出すことができると確信するからです。

「次世代自動車普及促進事業」「緊急雇用創出事業」「ごみ減量普及啓発事業」について、細かい数値をあげての突っ込んだ質疑を展開。どこまでも「庶民の役に立つのかどうか」が最大の判断基準です。理事者からは前向きな答弁があり、希望の光を感じることができました。

3月2日は文化市民局。964億円の財源不足が見込まれる厳しい財政打開のため、スポーツ施設や文化施設が軒並み使用料を値上げします。また、同和問題終結を受けた抜本的対策も本格的に始まります。これら大事な議論を任され、緊張して臨みました。

まだまだ力不足ですが、徹夜で研鑽したすべてをぶつけ、充実した質疑ができました。取り上げた「コミュニティーセンター」「スポーツ振興」「京都創生座」「新・動物園構想」「サービス事業課」のいずれも、京都活性化にとって大切なものばかり。かけた予算額以上の効果が質量ともに出るためには、市民協働の真摯な事業展開が重要です。しっかりと見守り、発展への提言を繰り返していこうと決意しています。

局別質疑後半も、大切な予算審議が目白押し。資料の山をかき分け、机の中をひっくり返し、目をこすりながらネットサーフィンしています。後世の人たちから、21年度のあの議会から京都再生への逆襲が始まったのだと言われるような、歴史を開く戦いを断固として勝ち切っていく決意です。


←戻る ▲このページの先頭へ