京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

1月度くらし環境委員会質疑

2008年1月20日

1月20日10時より京都市会第2会議室で、くらし環境委員会が開会され、私も曽我修委員(伏見区)とともに出席しました。

久しぶりの委員会ということで、多くの委員が質問に立ち、充実した質疑が午後3時過ぎまで展開されました。私自身、カゼ気味でつらかったのですが、元気を振りしぼって環境局・文化市民局のいずれにも質問。写真ではマスクをしていますが、他の委員にうつしてはならないとの配慮ですので、ご安心ください。

素晴らしい報告が2つあります。文化市民局への質疑の際、曽我委員が一貫して主張してきた提案が来年度から実現されることが明らかになりました。市の発注する公共工事の入札に、男女行動参画推進度を加点対象にする、いわゆるインセンティブを実施するとの答弁。女性が活躍する社会への大きな前進ですよね。

もう1つは、昨年に提出されていた「定額給付金白紙撤回の要請」との請願が、委員会で審議される直前に取り下げられたというものです。国会では生活実感に乏しい不毛な党利党略が繰り広げられていますが、賢明な庶民は噴飯ものの茶番劇と見抜いています。この請願取り下げも、生活現場の生の声の反映ではないでしょうか。12月の市会本会議で反対討論に立った私に浴びせられた野次・怒号の嵐を思うと、委員会の席上で請願取り下げに「異議なし」と声が揃った瞬間、少し拍子抜けでした。

2月議会では、国会の補正予算成立を受けた緊急経済対策の実質的審議が始まります。特に懸案の定額給付金は争点になると思われますが、どの党の主張が庶民の声を代弁しているのかが明確になると自覚し、真剣に研さんを重ねて必ず勝利すると決意しています。

最後に、今回の委員会で私が主張した議論を下記に紹介します。

1.

不祥事に対しては市民の厳しい目線を重視し、業務遂行への団結を深めるリーダーシップが大事であること。

2.

年末年始のごみ収集について、市民のニーズに敏感になるべき。積極的にアンケート調査するなどして、地域の実情にあわせた柔軟な計画を実施すべきであること。

3.

有料ごみ袋についても、マーケティングを重視し、需要と供給のバランスを的確につかんだ効率的かつ効果的な推進をはかること。

4.

ネガティブな批判も多いが、斬新で効果的な事業を積極的にPRし、市民からの期待にこたえていく姿勢を明確に打ち出すべきであること。

5.

携帯電話機器リサイクルなどをわかりやすく明記した「ごみ減量事典」が好評なので、今後も工夫を凝らして広報事業を充実させるべきであること。

6.

スポーツ振興や世代間交流に資する夜間校庭開放事業を縮小させずに、地域の声を大事にして充実させていくべきであること。

7.

市営スポーツ施設について、利用者からの声を積極的に求めていくべき。テニスコート駐車場の非効率な実態に対しては、利用促進へインセンティブを導入するなどの柔軟な工夫が必要ではないか。

8.

地域コミュニティー充実のため、市民の声を取り入れるべき。新婚家庭や子育て世代が市内に居住していただけるための施策として、家賃補助制度や二世帯住宅建て替えへの助成等も良いのではないか。縦割りの限界を克服し、庁内で議論してもらいたい。

これからも、庶民感覚がつまったフレッシュな政策実現のため頑張ってまいります。積極的な提言や要望をぜひお寄せください。


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