京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

11月度本会議代表質問

2008年11月21日

11月21日10時より、本会議代表質問の2日目があり、共産・民主議員に続いて、午後から公明党の木村力議員(中京区)と平山賀一議員(西京区)が登壇。市政一般について門川市長および関係理事者に堂々と質問を行いました。

木村議員が、危機的状況にある経済の緊急事態への対策について、京都市の迅速かつ柔軟な具体策を求めるとともに、定額給付金について全庁挙げて取り組むよう訴えたところ、市長は力強い言葉で実施を確約。財政健全化のため、妥協を排して緻密に建設的見直しを繰り返しつつ、長期的視野で庶民生活に寄与する政策を志向する「同志的連帯感」あふれた質疑でした。撤回や廃止といった非生産的な議論しか提起できない野党から、ネガティブな野次が空しく響いてきました。

「リキちゃん」と他会派議員からも親しまれ、気さくで庶民的な木村議員が、最後に湯川秀樹がしたためた「君子学べばすなわち人を愛す」との論語の一節を紹介すると、敵愾心が充満していた本会議場は一瞬静寂に包まれました。格調高き英知の言論戦に感動です。

2日間にわたった代表質問のトリは、我が同期生である平山議員。温厚で誠実な第一印象とは裏腹に、情熱を五体に漲らせている熱血漢です。若々しく張りのある声で、庶民の味方公明党らしく、福祉政策充実への論陣を張りました。「学童保育時間延長」「高齢者虐待シェルター開設」「市立病院のがん緩和ケア専門外来設置」については、市長が時期を明言しての実現を発表。凄い実績です。また野党が妬むやろなぁ。

終了後に議員団室に戻ってから、午前中に民主議員が「11月1日を古典の日に」と提言したことが話題に。先輩たちが「先を越されたので悔しがっているのでは」と心配してくれたのですが、私自身は正味うれしかったです。5月の予算委員会で具体的に論じていたこともありますし。

それ以上に感心したのは、同議員が経済振興への具体的事業を提案したことです。国会等でも議員立法の際には、提案した議員が議案説明や答弁に立つのですが、京都市会でも議員が答弁するとしたら、それは大変に素晴らしいことではないでしょうか。ひよっ子の私なんぞ、まだまだ無理なので、素直に感動した次第です。

ある人が、批判と野次がうまい野党のことを、「耳当たりは良いが、言いっぱなし。財源の裏付けを無視した議論しか繰り返さない」と評した言葉を、ふと思い出しました。


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