京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

特別委員会関係局質疑

2008年4月15日

4月15日10時より、市会第2会議室で職員不祥事に関する調査特別委員会局質疑が開催され、環境局・上下水道局はじめ各局への突っ込んだ質疑が展開されました。

私は8番目に登壇。昨日に視察した内容を踏まえて、上下水道局と環境局に質問しました。新米議員とはいえ大切な課題ですので遠慮は無用です。30分の持ち時間ぎりぎりまで頑張りました。心地よい疲労感はありますが、もっと出来たのにという反省もあり、複雑な心境です。

まず、市民の皆さんから寄せられた生の声を紹介。「民間と比べて処分が甘いのではないか」「日常勤務の規律がゆるいのではないか」「財政逼迫の危機感はあるのか」「かばい合いがあるのではないか」・・・・・これらの厳しい視線を感じながら不祥事根絶を勝ち取るべきと論じました。

次に環境局に対し、職場離脱を繰り返した部長級幹部の問題を取り上げると同時に、形骸化しないような職場風土の確立を訴えました。きめ細かな職員への指導のためには、幹部自らが襟をただしていくべきです。理事者からも、真摯に受け止めるとの答弁がありました。見守っていきたいです。

マスコミの批判にさらされた上下水道局は、不祥事が続出する深刻な土壌があるのは、残念ながら事実です。ウミを出し切っても、その後にウミが沸いてしまうことのないように、悪しき慣習を根本的に改革するべきとの問題意識から、具体的な部分にも踏み込んで論じました。

甘えを許さない厳格さで臨むとはいえ、職員のやる気を削がないバランスが大事です。ぎすぎすした疑心暗鬼や面従腹背が蔓延しては、士気が落ちるだけで何も良いことはありません。管理監督する幹部のリーダーシップをいかに充実強化していくかが、最も問われなければならないのではないでしょうか。

私は、その問題意識から幹部職員の指導力向上研修の充実を論じ、カリキュラム充実とマニュアルの第三者機関のチェックを導入すべきと訴えました。このことを含め、具体的提案を練り上げて、17日の総括質疑で市長に提起していきたいと思っています。

写真にもあるように、左手のギブスを外しました。まだ痛みは残っていますが、ダッシュで頑張って吹き飛ばしてまいります。ご心配をおかけしました。


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