京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

4月・くらし環境委員会質疑

2008年4月8日

4月8日10時より、市会第1会議室でくらし環境委員会が開催され、曽我議員とともに私も出席しました。

常任委員会副委員長としての本格的デビューです。緊張しましたが無事に終了し、ほっとしています。

先輩からも遠慮なく発言したほうが良いとアドバイスいただき、この日も環境局・文化市民局どちらにも積極的に質問をしました。

環境局に対しては、ごみ袋について4つの角度から質問。まず、昨年秋に始まった分別収集での「違反」の実態について聞いたところ、違反排出の数は多くないとの答弁。ひとまず安心ですが、進学・転勤の季節でもあり、京都に来られた市民の方が嫌な思いをされないよう、周知徹底を強化すると同時に、違反が多い特定の場所についてしっかりと把握して、対策をすすめるよう訴えました。

2つめに取り上げたのは、昨年問題になったごみ袋強度問題です。強度基準を見直したので、ほとんど苦情は無くなったとのこと。価格が高くないとはいえ有料である限りは、迅速かつ誠実な対応を重ねるべきであると論じました。品質管理のいっそうの強化が必要です。

3つめは、ごみ収集時間です。これから暑くなる季節となり、ごみ収集場所近辺のお宅は言葉で表現できないご苦労を余儀なくされるところも多いと聞きます。週2回の収集を半分に分け、早朝と昼前後が交互になるようにローテーションを組んでいけばどうかと提案しました。理事者から、地域の声をしっかりと聞いて見直すべきところは見直すとの見解が発表されました。

4つめは、委託販売店の件です。地域の方から、有料ごみ袋を販売している協力店さんの数が減っているのではないかとの指摘があったことを紹介。販売店さんはじめ多くの市民の方々から寄せられる様々なご意見に対して、迅速かつ誠実に対応していくよう要望しました。

まだまだ勉強不足で汗顔の至りですが、待ったなしの地球温暖化対策の重要な分野でもありますので、研鑽を重ねてがんばっていきたいです。

次に文化市民局への質疑に移り、公園遊具の維持管理問題を取り上げました。エキスポランドが大事故をおこし、結局廃園に追い込まれた事実を踏まえ、問題があったあとで大急ぎで対応するのではなく、先手を打って取り組む必要を論じました。

続いて、文化財保護に言及。埋蔵物や建築物に限らず、これからは映像文化の保護も重視していくべきではないかとの問題提起をしました。

日本最古のアニメフィルムも明治後期に京都で製作されたとのことですが、映画に限らず、明治・大正・昭和時代に個人や企業が撮影した古フィルムは、当時の文化や風俗を伝える貴重な財産です。これらが復元されたり有効利用できないまま廃棄されてしまっている現実を直視し、抜本的取り組みを模索すべきであると訴え、府市強調での事業を企画するよう提案しました。これからの推移を見守りたいです。

これらの案件は、訪問対話の中からお聞きしたものです。やはり現場が大事と改めて実感。これからも市民の皆さんの声をスピーディーに届け、京都活性化に貢献できるよう、走ってまいります。


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