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予算委員会局別質疑−2

2008年3月11日

3月11日は局別質疑の2日目。午前中は、市会事務局、選挙管理委員会事務局、人事委員会事務局、監査事務局の質疑が行われました。

私は、市民の方々からいただいた声をもとに、選管に対してバリアフリーの充実と投票所運営の事前準備を徹底するよう求めました。理事者が誠心誠意対応すると約束したことを伝えると、市民の方は大変に喜んでいただきました。議員冥利の瞬間です。

午後からは、京都創生や地球温暖化などの重点事業を部局の垣根を超えて推進する精鋭集団・総合企画局の審査です。公明党のトップバッター津田早苗議員(伏見区)が地球温暖化への妥協のない議論を展開。一歩踏み込んだ具体的な提案はさすがです。

2番手は不肖・吉田。市民参加を推進して風通しの良い行政となっていくために、絶対に必要な要件である「広報・広聴」を強化すべきであると主張。市民の声を貪欲に求め、真摯に耳を傾ける京都市であるためにと、具体的提案を訴えました。

まず、源氏物語千年紀記念事業の市民参加推進のために、千年紀委員会HPで広く生の声を求めるべきと述べ、いまや定着しているネット投票などを導入してはどうかと提案。前向きな答弁がありました。京都活性化の重点事業です。11月の本番の大成功に向け、熱く声を挙げていきたいです。

次に、行政担当者が市民の集いに出張して重要課題を説明し質疑応答に応じる出前トーク事業について、市民の声を積極的に求め柔軟に企画していくべきと論じました。また、京都いつでもコール事業についても質問。これは行政への質問やイベント予約を電話・メール・FAXで受け付けているサービスで、おおむね好評とのこと。時間延長や英語以外の多言語対応を提案しました。

ビックリしたのは、昨年12月の決算委員会で市長に申し入れた京都市公式HPの広聴充実提言が実現すると発表されたことです。現在の「市長への手紙」事業を、市民からの具体的な提案を公開する目安箱機能を付加してグレードアップするもので、早くて4月に本格スタートするとのこと。正直、うれしかったです。

公明党3番手・曽我議員(伏見区)は、総務局への質疑で不祥事根絶へ強力なリーダーシップをとるよう主張。綱紀粛正を口先で述べて遅々と進まないようでは信頼回復は不可能とし、スピーディーを重視するよう提言しました。それで終わらずに職員のメンタルヘルスケアにも言及。このあたりの立案力はすごいと実感しました。勉強になります。

門川市長が「日本一の教育長から日本一の市長」になるためには、市民参加を広く呼び掛け“サイレント・マジョリティ”に京都市の再生を強いインパクトで印象付けるべきであると確信しています。その万分の一でも役に立っていけるよう、現場を走り勇気をもって発言していきたいです。


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