京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

予算委員会局別質疑−1

2008年3月10日

3月10日より、普通予算特別委員会第1分科会が始まりました。初日は、文化市民局と教育委員会への局別質疑。文教委員会に所属する私のホームグランドです。

午前中の文化市民局では3点について質問し、当局の見解を確認するとともに具体的提言を行いました。まずは、路上喫煙禁止条例については、6月から実際に違反者から1,000円の過料を徴収する方向で審議会から答申があり、これに向けての周知徹底の広報戦略を充実すべきであること、外国人観光客への対策をいっそう強化すること、監視指導員の任務についてきめ細かく見直していくことを提案しました。

特に広報戦略では、あかんずきんちゃんというイメージキャラクターを活躍させた大阪市をはじめ、他都市のさまざまな工夫を紹介。正攻法であるが若干地味な現状からの転換を提言しました。この、エンターティンメント性の薄い傾向は他の部門でも多く見受けられますので、各局の質疑でも訴えていきたいです。

次に、ようこそアーティスト・文化芸術とくべつ授業について質問。子どもたちの反響も良好とのことなので、いっそうの充実のためにアンケート活用や芸術奨励者制度とのタイアップ、芸大・美大に学ぶ学生も授業を参観して空気を味わえるような連携等を提案しました。

また、区役所窓口業務充実のためのコンシュルジュ(窓口案内人)制度の導入についても高齢者の多い区への推進を訴えました。門川市長のマニフェストにもあったので期待して見守りたいです。

午後からの教育委員会では、学力向上への取り組みについて質問。ゆとり教育からのゆり戻しが過激にならないように現場の声を重視し、学習意欲を刺激し達成感を味わっていけるように指導すべきと論じました。

また、2月28日に判決があった不適格教員の退職取り消し請求の裁判を取り上げました。この裁判は一審では市教委が敗訴した案件ですが、私が訴えたのは、どこまでも「子どものため」という一点を外さない教育環境整備の一環としての教員採用・育成であり、トラブルの対応であるということです。

最後にネットいじめについて取り上げましたが、時間がなく詳しくは別の機会にということになりました。2月に開催された研修会で仏教大の原教授が語られた情報教育の重要性を紹介しました。これからも勉強を重ねて、実効力ある政策に反映させていく決意です。


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