京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

11月議会が閉会

2007年12月14日

12月14日、1ヶ月続いた定例議会が終了しました。桝本市長最後の本会議となり、異様ともいうような盛りあがった雰囲気の中、18年度の一般会計決算関連議案が採決。賛成多数で可決されました。

井上議員(下京区)が公明党を代表して、賛成討論にたちました。徹底した行財政改革で黒字に転換した不断の努力と不祥事根絶へのリーダーシップを高く評価するとともに、夫人が亡くなった際の議会でも全魂こめて奮闘した市長の姿を改めて紹介。その時、ためにする野次をとばしていた野党も沈黙し、粛然とした空気が流れました。

議会の華とも言われる野次ですが、井上議員の登壇中にもびゅんびゅん飛び交いました。庶民の目線と長期的ビジョンに裏打ちされた公明党の政策提言が桝本市政を支えてきたとの主張に対し、「市長は公明党の言いなりやったなぁ〜」という皮肉っぽい野次が飛んだのです。すると間髪いれず私の後方から曽我議員(伏見区)が「市民の役に立つ政策を出してるからやっ!」と反撃。喝采が起こりました。すっとしたなぁ!

国に対する意見書は、各会派の喧々諤々の議論の末、「子どもたちの携帯電話利用に関する意見書」をはじめ、7つが可決されました。ネットいじめに取り組んできた私の意見も取り入れていただき感慨無量ですが、これに満足せずに研鑽に励んでいきたいです。

終了後は、花園に出場する伏見工ラグビー部の壮行会が市役所前広場で挙行されました。寒風にもかかわらず集った熱心なファンと一緒に、私も選手たちにエールを送りました。「昨年涙を飲んだ先輩の分も頑張ります」「出場できない仲間のために勝ちます」・・・・・素晴らしい決意表明に感動しました。

その後、議員団室に戻って仕事をしていると、教育長を退任される門川大作氏が挨拶に来られました。教育再生会議のメンバーでもある氏は、10月度文教委員会で私が「ネットいじめへの抜本的解決のため国に現場の声を届けてください」と求めたことの約束をを忘れず、東京の会議で画期的な提案を含めた発言をされた信義に厚い方です。

10月には6万人の児童・生徒へのアンケート調査を実施し、11月には各方面の代表からなる連絡会議を発足。保護者啓発へのセミナーの開催と同時に、多角的かつ継続性のある具体策を着実に企画されています。人懐っこい笑顔の素敵な方ですが、現場感覚に基づいた斬新な取り組みを実行し必ず結果を出してきた正真正銘のプロです。

控え室にいた公明党議員一人一人が、新たな挑戦を決意した門川氏とガッチリ握手しました。京都の未来を切り開く決意を込め、全力疾走してダッシュしてまいります。


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