京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

2007年10月度文教委員会 質疑
(文化市民局・教育委員会)

2007年10月23日

 10月23日10時より、文教委員会が開催されました。午前中は教育委員会に、午後からは文化市民局への質疑がありました。服喪休暇不適正取得という不祥事が発生した文化市民局に対しては、特にひどい不正を働いた職員が勤務していた西京区役所ほか3ヶ所の責任者を呼んで、徹底した質問をおこない、ほとんどすべての委員が質問に立ちました。

 この不祥事は、テレビ等でも全国で取り上げられ、京都の信用を失墜させた大変に残念な出来事です。冒頭、明石服務監および各区長から神妙かつ丁重なお詫びがありました。続いて各会派の委員からも、長年の膿を出し切って抜本的解決を真剣に取り組むよう、厳しい意見が相次ぎました。口先だけでウヤムヤならないように、厳格にチェックしていかなければならないと決意しています。

 私も最後に質問に立ち、十数回も不正取得して処分された西京区の作業員が「主任」という役職であったことを取り上げました。職員録の記載は事実なのか印刷ミスなのかと質すと「事実です」とのこと。一般の会社では役職を持つ社員は仕事に責任を担い、他の模範となっていく立場であるはずです。ところがこの作業員は「年休」を早々と使い果たし、親戚等の葬儀に参列するとの虚偽を報告していたのです。信じられない思いでした。本人は当然として上司たちの反省を強く求めました。

 主任という役職には手当てがつかないとのことなのですが、“生ぬるい”人事がまかり通っている実態を重視し、解任はもちろんのこと他にも年休を早々と使い果たしているような職員を厳しく指導していくよう、強く訴えました。昨年から続出している不祥事の多くが、長年の悪弊による「優先採用」の職員とのこと。責任ある幹部の意識改革を最優先し、公平かつ明確な名実ともの綱紀粛正を求めて質問を終わりました。

 京都活性化のためには避けて通れない非常に重要な問題です。市民の皆さんの声をしっかりと受け止め、言うべきことをはっきりと言い切っまいります。ご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。


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