京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

2007年8月度文教委員会 質疑
(文化市民局・教育委員会)

2007年8月7日

 8月7日10時より、市役所の市会第2会議室で文教委員会が開会され、文化市民局および教育委員会への質疑が行われました。私は党を代表して、路上喫煙禁止条例に基づく審議会について文化市民局に質問しました。また、教育委員会には、先月の不登校対応の施設視察時に実感したいくつかの点について質問しました。

 路上喫煙禁止条例(正式名称:「京都市路上喫煙等の禁止等に関する条例」)は、観光都市京都発展の為にも重要であると各方面から注目を集めています。私は、公募で選ばれた市民委員を含む「対策審議会」で交わされた議論が、迅速かつ公平にはば広く公開されるように求め、文教委員会をはじめとする議会での議論との良い意味の“意思疎通”が重要であると主張しました。

 市民生活部長から、審議会の開催時期や討議内容について、ネットや紙媒体等で公開していく旨の答弁がありました。しっかりと見守り、活発で実りある議論をサポートしたいと決意しています。

 次に、教育委員会に対しては、7月の視察で抱いた何点かについて質問しました。ふれあいの杜や洛風中学校という全国的に注目されている先進的な取り組みを視察したのですが、不登校となった生徒や保護者の心の傷を癒すカウンセリング等に尽力している学校サイドに敬意を表したうえで、「復学」「進学」という目標をかかげながらも、変な意味での成果主義にならないよう求めました。理事者からもアフターフォローに尽力するとの答弁がありました。

 次に、カリキュラム開発支援センターについて、教員の努力をいっそう支援するため“デジタル化”を促進するよう提案。今まで以上に推進するとの前向きな答弁がありました。

 さらに、いま話題になっている“指導力不足教師”問題と、“学校裏サイトによるいじめ”についても取り上げました。これらは大変にデリケートで深刻な問題です。画一的な上意下達ではなく、現場の声を積極的に生かしていくべきではないかとの思いで、教師からの声を積極的に吸い上げる必要性を訴えると同時に、保護者サイドとも情報交換・意思疎通をはかるべきと論じました。

 まだまだ未熟で勉強不足ですが、諸先輩方から謙虚に指導を求め、失敗を肥やしにしていこうとの強い意欲を忘れずに努力を重ねていきたいです。


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