これまでの活動報告のアーカイブです。

京都文化博物館を視察

2008年6月24日

議員団で積極的に実施している常任委員会別の市内施設視察のいっかんで、京都文化博物館を訪れ、館内を見学するとともに、開催中の「絵画でめぐる京都・美の探訪」展を鑑賞しました。

くらし環境員会が10時から行われ、活発な議論が終わったのが3時前。同じ委員会の曽我修議員(伏見区)と2人で文化施設へ出かける準備をしていたところ、木村力議員(中京区)から提案がありました。

23日付京都新聞のコラムに、「京の百景」事業に端を発した先見に満ちた京都の文化振興策を紹介した素晴らしい記事が掲載されていたとのこと。これは行かなあかんと行き先変更し、その記事で紹介されていた文化博物館を訪れたわけです。

会場には、平日の昼間にもかかわらず、多くの熱心な市民が鑑賞に訪れておられました。和服姿の女性や外国人観光客の姿も。落ち着い雰囲気は本当に良いですね。心が柔らかになります。

堂本印象、上村松園、山口華陽などの日本画の大家の珠玉の作品をはじめ、京都の自然と伝統の美が満載。それぞれが個性にあふれ、京都を愛する心が素晴らしかったです。本物の凄みを堪能しました。

意外と言ったら叱られますが、木村議員がゆっくりじっくり時間をかけて鑑賞し、他の2人がその周りをうろうろとしていました。「凄いな。京都って美しいな!」というセリフも、感極まった木村さんの心の発露です。

リストラ、ワーキングプア、コスト削減などなどに汲々とせざるをえない厳しい現状のなかで、心の栄養補給とポジティブな意識改革のために、文化芸術は不可欠です。その旗を振り続けゆく使命が、京都にはあるのだと改めて確信できた1日でした。


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