上京区安楽小路町の京町家ギャラリー「be京都」さんにお邪魔し、夜7時から開催された和室deお稽古展オープニングイベント・能楽幸流小鼓特別公演を鑑賞しました。
be京都さんは、2年前に知り合った紳士的で意欲満々の内山さんと、才能あふれる岡元さんが主宰される、斬新でユニークな町家ギャラリーです。
先週に吉田たかお通信第4号を手に訪問したところ、日舞や水墨画・フラワーアレンシメント・いけばな・押し花・ヨガ・初動・紅茶教室などを町家で開催する「和室deお稽古」事業が始まったことを教えていただき、そのオープニング記念イベントに予算員会を終えたその足で駆けつけました。
出演はプロの能楽師2人。幸流小鼓方の古田知英氏は、この和室deお稽古の小鼓教室の講師で、親しみやすい笑顔で能の奥深さを講演してくださいました。またゲストの宇高竜成氏は京都薪能にも出演するシテ方の若手ホープ。4種類の能面を手に幽玄の美を解説されました。同じ畳の上で鑑賞した2人の謡は至近距離だけに迫力満点。素晴らしかったです。
たくさんの愛好家の皆さんと一緒に、日本文化の粋を堪能しました。贅沢なひと時を提供していただいた講師のお2人とbe京都さんに最敬礼。京都が日本の文化芸術の首都であることを、今さらながら確信することができ、感動とともに決意を新たにしました。