午後1時30分から京都市勧業館「みやこめっせ」で開催された第11回人づくりフォーラムに参加。2,000人以上の方々とともに、子どもたちの未来のために語られたパネルディスカッションを学びました。
主催された人づくり21世紀委員会には、101もの団体が加盟され、熱心に活動されています。入口には代表のいくつかの団体が多角的に展開する活動の模様がパネル展示されていました。
オープニングでは、「子どもを共に育む京都市民憲章」の趣旨に賛同された京都ロイヤルライオンズクラブから銘板の寄贈がありました。また、“おやじ”の子育てに理解がある企業を「OK企業」と認定して表彰がありました。ユニークな取組みですよね。
続いて、今年7月に他界された同委員会の河合隼雄代表(元文化庁長官)を追悼する特別ビデオを上映。含蓄溢れたメッセージを映像で振り返りました。熱心にメモを取る人や登壇者が感極まりながら追憶談を語る姿を目の当たりにし、公明党にも深い理解を示された河合氏が、子育てや教育の諸課題に真剣に取り組む京都市民に残した影響の大きさを実感した次第です。
パネルディスカッションでは、宗教学者の山折哲雄氏と堀場製作所の堀場社長が人づくり21世紀委員会の代表と語り合い、大いに啓発されました。豊かになったはずの社会が心の貧困で苦しんでいます。様々な深刻な諸問題の要因として、父の尊厳や母の愛情が希薄している実態が語られました。
山折氏はその根源的な背景を論じ、大人社会の「生死を軽視している風潮」に警鐘を鳴らしました。心から共感するとともに、政治が長い年月をかけてないがしろにしてきた哲学と倫理を復興させるためには、生命哲理を根底におく公明党が、今以上に地域に根を張って頑張っていくしかないと改めて決意しました。
今回の大きなテーマに、携帯電話に潜む有害情報の危険から子どもを守るために何をすべきか――がありました。パネルディスカッションでも具体的に論じられ、市民の関心の大きさを再認識。発表されたアピールにも、私自身が文教員会で発信してきた課題も織り込まれていました。これからも研鑽に励み、21世紀の子どもたちのために貢献できるよう、成長してまいります。