私が山城高校在学中にお世話になり、現在は中華人民共和国の陝西省師範大学で教鞭を執っておられる藤田陽三先生が、冬休みを利用して帰国され、嬉しくもお会いすることができました。
先生は、昭和47年から57年まで山城高校に在任された後、洛北高校・府立聾学校で活躍し、現在は中国から招聘されて西安(かつての唐の都・長安)で日本語を教えておられます。日本語・中国語そして手話の3ヶ国語ぺらぺら(?)の、素晴らしい人間教育者です。
帰国後しばらくは日中教育交流のために奔走されていましたが、京都市内のゆかりの方々にあいさつ回りをされるにあたって、私に同行しないかと声をかけていただいたのです。こんなに光栄なことはありません。
クラス担任時代の教え子や吹奏楽・手話サークルの卒業生の方々との、20年〜30年の歳月を一瞬で飛び越えて繰り広げられる涙と笑いの再会劇を目の当たりにして、感動で胸がいっぱいになりました。
先生は何もおっしゃいませんでしたが、これは新しい使命に挑戦する私への、無言の薫陶に他ならないと気づいたとき、涙が出そうになりました。人格を磨き、実力をつけてご恩返しをするしかないと、決意を新たにした次第です。
最後にこの場を借りて、後援会リーフレットに寄せていただいた先生の推薦文を掲載させていただきます。
『吉田君は、山城高校時代の教え子であり、息子が入社した会社の上司でもあったという不思議な縁があります。現在、中国で教鞭を執っていますが、真の日中友好のためには、国益を超えた「人類益」を重視する視点が不可欠と実感します。人間力を深めゆく平和・文化・教育の発展のため、公明党の前進を心から期待し、吉田君の活躍を中国の地から祈っています。 陝西省師範大学専家(教授) <元山城高校教諭>藤田陽三』