これまでの活動報告のアーカイブです。

飛鳥左近さんと会談しました

2006年9月28日

日本を代表する日舞「飛鳥流」三代目家元・飛鳥左近さんと久しぶりに再会しました。歌舞伎俳優市川右近さんの妹でもある左近さんは、実は私の芸大時代の後輩にあたります。

稽古場に訪れた私を、お忙しい中にもかかわらず満面の笑みで歓迎していただきました。

数々の賞に輝き、ソウル五輪や世界陸上の開会式イベントで日本代表として舞を披露した左近さんですが、飾らない人柄はあいかわらず。心温まる会談をさせていただきました。

伝統芸能の将来を心から憂い、さまざまな運動に取り組んでこられた左近さん。別格の技術を誇る京都の職人さんたちの「後継者不足」や「活躍の場の減少」について、心を痛めておられました。

同時に京都のもつ特別の「使命」を実感しました。目先の利害や近視眼的な体裁にとらわれる事のない、ダイナミックな発想に基づいた文化振興施策が急務です。芸術を学んだ一人として、また、京都を愛する庶民として、さまざまな心ある方々とのネットワークを綿密に積み重ねていく重要性を実感しました。やりまっせ!


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