吉田たかお演説集

2024年公明党新春街頭演説会

令和6年(2024年)1月3日
近鉄伏見駅前、地下鉄醍醐駅前ほか

※2024年が晴れやかにスタートしました。元旦の早朝から伏見区内各所でマイクを握ってご挨拶した後、3日には府本部の街宣車で伏見区選出議員が勢ぞろいして街頭演説会を敢行。その後も単独での街頭活動を行ないました。能登半島地震など波乱の幕開けとなり、政治の重要性がクローズアップされる中、公明党が庶民のために正々堂々と戦うことが京都の未来を切り開くと訴えました。

【2024年幕開けのご挨拶】

 みなさん、こんにちは。平和と福祉の党・公明党の京都市会議員、吉田たかおでございます。2024年の幕開けにあたり、御礼と決意を込めてご挨拶を申し上げます。

 昨年、2023年中は、地元伏見区の皆様には大変にお世話になりました。なかでも4月の統一地方選挙・京都市会議員選挙では、多くの皆様の絶大なご支援のおかげをもちまして、私・吉田たかおは、5回目の当選をさせて頂くことができました。改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 2024年は、元旦に能登半島で震度7の大地震が発生しました。石川県をはじめ北陸地方の被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。また2日には、海上保安庁の救援隊が羽田空港の衝突事故により尊い人命が犠牲になりました。ご冥福をお祈りしたいと思います。

 波乱に満ちた年あけとなりました。こういう時こそ、錯綜する情報に惑わされたりせずに、心を落ち着けて、今何をすべきかを1人1人が自らに問うことが求められると思います。そして何よりも、政治の重要性が、今まで以上に大きくなっています。

 だからこそ、党利党略の追及や糾弾に明け暮れるのではなく、政治が微塵も揺るがずに、被災地への迅速な支援と復旧復興への具体的な対策を、矢継ぎ早に前に進めていく必要があると確信します。

【京都市財政危機克服の正念場】

 特に今は、コロナ禍や物価高騰対策の極めて重要な段階です。同時に、私たちが日々生活する京都市においては、20年にわたる財政難を克服できるかどうか、まさに正念場を迎えています。

 門川市長は、令和3年に「行財政改革計画」を策定しました。そこには、人件費縮減や市民サービス見直しに加え、公明党が長年主張してきた「デジタル化」や「民間活力の導入」などが盛り込まれており、コスト削減と行政サービス向上を長期的視野で着実に前進する内容です。

 ところが、共産党はこの計画すべてに反対し、撤回を求めています。この言い分は目先の利害を優先するだけで、若者や子供たち、赤ちゃんの「将来世代」につけを押し付けるもので、無責任極まりないと言わざるを得ません。

 また、維新はその反対に、大阪から吉村知事が乗り込んで「京都が夕張のようになる」と不安を煽り立てています。しかし、「身を切る改革」で情け容赦なく身を切り刻めば、それこそ血まみれになって出血多量をおこし、弱者が切り捨てられてしまうのではないでしょうか。

 極端と極端のせめぎ合いは、議論が膠着して機能不全に陥りかねません。派手なパフォーマンスで不平不満をあげつらうような「ポピュリズム」は、分断社会になってしまいます。私たちの京都がそんなことにならないために、ど真ん中の公明党が、庶民のためという一点でブレずに議論をリードしていることを、声を大に訴えさせていただきます。

【京都市の未来が決まる市長選挙】

 2月4日に予定されている京都市長選挙は、次の京都市の舵取りを誰に任せるのかを決める、極めて重要な選挙です。ムードやイメージや風に左右されるのではなく、政策の中身と候補者の人格・識見を見極める必要があると確信します。

 公明党は、自民党や立憲と力を合わせ、元内閣官房副長官の「松井孝治」さんを推薦しています。国会では外交や安全保障、税制などで与党と野党が激しく対立していますが、市民に身近な自治体は「二元代表制」であり、党利党略が優先される対立で膠着することは、市民の生活に大きな混乱を招いてしまいます。

 私は、「相乗り」との批判は的外れと思います。自治体の知事や市長は、一党一派に偏らず、幅広い民意を集約する「合意形成」を進めるリーダーが必要ではないでしょうか。

 「松井孝治」さんは、京都市中京区の旅館の次男として生まれ、東大卒業後は国家公務員を経て国会議員を12年間務め、現在は慶応大学の教授として若者を育てています。昨年(2023年)11月に、生まれ育った京都への恩返しを、と立候補を決断されました。

 国や京都府と対等に渡り合い、有識者や文化人、多角的な業種の経営者や労働者、そして高齢者や若者、女性など幅広い世代の市民から信頼され、期待に応える確かな手腕と“人間力”がある人です。

 本年(2024年)は世界各地で重要な選挙がある「選挙イヤー」ですが、京都市長選挙も、私たち1人1人の生活や、未来の社会の在り方を左右する、極めて重要な意味を持つ選挙です。現在、保守分裂や政治資金問題などで逆風が吹いていますが、私たち公明党は本質を見誤らず、どこまでも正々堂々と戦い、逆境を跳ね返していく決意です。

【市会の活動報告】

 最後になりますが、2023年の京都市会における私・吉田たかおの活動を報告させて頂きます。たくさんあるのですが、時間の関係で一部を紹介いたします。

 3月に成立した新年度予算で、「子ども医療費」の支援が大きく前進しました。それまでは、生まれてから3歳までの通院費が1ヶ月200円ですが、3歳を超えると一気に跳ね上がっていました。

 4年前の本会議代表質問で門川市長に直談判したことで、1ヶ月3,000円の上限が半分の1,500円に軽減されたのですが、これで終わりではなく、その後も粘り強く国や府とも連携を深めたことで、今回の予算で月200円の通院費が3歳で終わらずに、小学校6年生にまで延長することが決定し、秋から本格的にスタートしているのです。

 5月には、2年間務めた市会副議長の任期を終え、その後はいち議員として議会質問を再開することとなりました。毎回の常任委員会や特別委員会で積極的に登壇し、物価高騰対策や防災危機管理、若者支援、子育て世代の定住促進、そしてまた、選挙公報の見直しやデジタル化の推進などを論じました。それぞれ、具体的な施策推進の第一歩となったと確信しています。

 そして、12月には本会議代表質問に2年ぶりに登壇し、物価高騰対策と若手職員の登用、町内会デジタル化、GIGAスクール構想で特別教育の充実および桃山地域の中学生通学への支援などを取り上げました。

 これからも、地域に根を張った草の根ネットワークで、庶民の生の声を真正面から受け止め、その切実なご意見・ご要望を具体的な政策としてカタチにして、市民の皆様にご恩返しさせて頂く決意です。

 本日は新年早々から大きなマイクでお騒がせいたしました。以上を持ちまして、平和と福祉の党・公明党の京都市会議員、吉田孝雄の新年のご挨拶を終了いたします、ご清聴ありがとうございました。

(京都市長選挙にチャレンジする「松井孝治」さんは、11月に公明党議員団と政策協定を締結。活発に活動する中、2024年1月3日の公明党新春街頭演説会のうち四条烏丸で合流して、竹内府本部代表らと共にマイクを握りました)