吉田たかお演説集

正副議長・年頭訓示

令和4年(2022年)1月4日
京都市会本会議場

※新しい年が明けました。2022年の仕事始め(御用始め)に当たって、議長と共に市会事務局職員への訓示を遂行。未曽有の国難とも言うべきコロナ禍の真っ只中で、民意を背景とした「議会の運営」という重大な使命を担って奮闘する市会事務局への感謝を込めて挨拶しました。

【年頭に当たって】

 新年あけましておめでとうございます。昨年(2021年)の5月に副議長に就任させていただいて以来、市会事務局の皆様におかれましては、ひとかたならないご尽力を賜ってお支えいただいたことに、心より敬意を表するとともに感謝申し上げます。

 本年(2022年)は、コロナ禍からの克服と日本経済が再起動するスタートの年です。この難局を乗り越えるために、多くの市民の皆様も気持ちを新たにしておられることと思います。

 この時にあたって大切な事は、全知全能を傾けて、あらゆる可能性をフル動員する中で、「必ず乗り越えてみせる」との強い決意で、丁寧に着実に前進を続けていくことであると確信しています。

 いくら頭が良くても、できない理由を理路整然と論証するだけでは何も前には進みません。百万言の言葉を飾って言い訳するのではなくして、不可能を可能にしていくために何ができるのか、この1点で「全集中」して、力を合わせて進めていくことが大事ではないでしょうか。

【心に潤いを!】

 また、今は京都市財政が極めて厳しい局面に立っており、多くの市民の皆様にご理解していただいて、ご協力を求めないといけない時です。だからこそ、現下の殺伐とした世相の中で、どうしても気持ちがささくれ立ってしまう場面が多くなってしまうと思いますが、それに翻弄されるのではなく、心に潤いを持っていくこと、そして多くの人たちと力を合わせ支え合っていくこと、この2つが求められていると思うのでございます。

 事務局の皆様方におかれましても、様々な局面で大変な思いを余儀なくされる時もあるかもわかりません。しかしながら、ぜひ心に潤いを忘れず、全体観に立って乗り越えていただきたいと心から願っております。

 京都市会におきましても、様々な政党会派がそれぞれの主義主張・イデオロギーのもと議論を重ねていますが、その中で見失ってはならない事は、どこまでも「京都市を良くしていこう」また「京都市の未来のために全力で頑張っていこう」という思いは共通していると確信することであり、その合意形成のために、私自身、田中議長をお支えし、陰に徹してまいりたいと覚悟しております。

 そして、それこそが「二元代表制」として市会の使命を果たしていくことに直結するとの思いで頑張ってまいります。どうかこの1年、特に前半戦は「茨の道」が続くかもしれませんが、輝かしい未来を目指して気持ちを一新し、爽やかに前進したいと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします

 2022年のスタートにあたって、僭越ではありますが、真心を込めてお願いを申し上げました。お体に気を付けて、励まし合って、頑張っていきましょう! 以上でございます。ありがとうございました。

(1月は補正予算を審議する議会が臨時で開催されます。2月から3月にかけては、来年度予算が議論され、行財政改革の具体的な政策が俎上に上がります。極めて重大な時に居合わせる喜びと共に、職責の重さを自覚して幅広い目線で頑張ってまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします!)