吉田たかお演説集

2016年11月度 公明党第2伏見支部会

平成28年(2016年)11月30日 パセオダイゴロー西館ホール

※公明党第2伏見支部は、参議院選挙をはじめ全ての活動を大勝利し、2016年度党員登録を迎えました。11月度支部会で新年度の活動大綱を発表するとともに、市政報告と政治学習など多角的にスピーチ。時代の大激動期を乗り切る日本のかじ取りを担う公明党の使命の大きさを共有する支部会となりました。

【はじめに】

 皆さん、こんばんわ。本日は、月末のお忙しい中にもかかわらず、このように多くの皆さんに御参集いただき、心より御礼申し上げます。ありがとうございます!

 今年度の党員登録におきまして、多くの党員同志の皆様の熱い思いに支えられ、また母体組織のご理解のおかげをもちまして、前年度よりも多い党員数を達成することができました。改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 今回の党員証は、今までとは一線を画して折り畳み式のユニークな形式で、親しみやすいものとなっています。支部会につきましても、マンネリに陥ることなく入念に準備を重ねて、「党員になって良かった」「忙しい中を支部会に参加して良かった」と喜んでいただけるよう、頑張ってまいります。

 特に、7月の参議院選挙大勝利を受けて、もう1歩も1歩も深い対話を充実させたいとのご要望を多く頂戴しています。公明党の実績と政策を、自信をもって語っていけるよう、工夫を凝らしてまいります。積極的にご意見をお寄せください。

【活動大綱発表】

 新スタートに当たり、活動大綱を発表させていただきます。昨年に続き、公明新聞をじっくりと熟読し最新のテーマをどん欲に学ぶとともに、お知り合いの方々にも積極的に購読推進していこうとの活動目標が発表されました。各党員の学習のためと同時に、公明党の運営について財政面から支えていただくことにもなります。

 まず、議員が率先して拡大戦に挑まなければならないと決意し、9月度からの3ヶ月間は議員推進数で京都府が全国ベスト3に入る結果を残すことができました。第2伏見支部として、党員一同、心を合わせて2017年をスタートダッシュしてまいりたいと思います。目標を達成するよう、どうぞよろしくお願いします。

 私自身、訪問対話や街頭活動に今まで以上に奮闘し、「公明党は口だけではなく日々動いているな」と浸透していけるよう、頑張ってまいります。地域行事にも積極的に顔を出していきますので、小単位の催しでも積極的に連絡していただきたいと存じます。

 また、市政報告レポート「吉田たかお通信」は、今年の夏に発行してご好評いただいた大判はがき型を12月に発行する予定です。きめ細かな地域実績も別冊版で告知していきますので、よろしくお願いいたします。

【市政報告:健康長寿】

 ここで活動報告をさせていただきたく存じます。8月から「健康長寿のまち京都」事業が本格的にスタートしました。人口減少の超高齢化時代に突入した今、寝たきりや老々介護で苦しむことの無い、心身ともに健康で活発な老後を暮らしていくため、「健康長寿」というキーワードが注目を集めています。

 1人1人が、健康への意識を深め、自分で決めた行動を少しずつ実践する。と言っても、いきなり激しい運動や無理なダイエットをするのではなく、睡眠時間を取るとか、1駅分歩くとか、野菜を必ず採るとか、ふろ上がりにストレッチするとか、身の丈に合った簡単なことで十分です。

 これを「ポイントラリー」として加算し、毎日コツコツと「いきいきポイント手帳」に書き込んで集計して、3月時点で50ポイント以上の方は、素敵なプレゼントが当たるチャンスをつかむという制度です。

 同時に、健康に関するセミナーや食に関するイベントに参加したり、防災訓練や餅つき大会など地域行事参加した場合、「お出かけポイント」というボーナス加算があったり、1人ではなく近所の人や夫婦など、グループで健康づくりに輪を広げた場合も、別に加算される工夫もあります。詳しくは事前に配布した「いきいきポイント手帳」をご参照ください。この手帳をもっとほしいとご希望の方は、区役所に置いてありますので、お気軽にお立ち寄りください。

 いずれにしても、「ポイントラリー」を1つのきっかけとして、積極的な健康づくりの励みとなって、いきいきと活力ある社会を生み出していこうという事業は、伏見にお住いの女性からのメールがきっかけとなり、2月議会の予算委員会の場で、私・吉田たかおが提案してものです。今回、正式にスタートしました。まさに、公明党の実績であると声を大に申し上げるものです。

【市政報告:学校トイレ】

 2つめは、学校トイレの洋式化についてです。先週の京都新聞にこの問題が大々的に取り上げられ、心配の声を寄せられました。記事では、京都府内の公立小中学校のトイレが洋式便器になっているのが、全国平均から5ポイント以上も下回っていると指摘されているからです。

 たしかに、新聞の見出しだけ見れば「どうなっているのか!」となってしまいます。しかし、府内の洋式化率の一覧表を見ると、京都市は府内の自治体の中で全国平均を上回る7つの中に入っており、3年前から10年計画で洋式化をスタートし、2023年度までに6割達成を目指しているのです。

 実は、その1年前、議会の決算委員会で私がこの問題を質問した時、京都市からの答弁は「4分の1しかできていません」というものでした。これに対して「敬老会や体育祭などの地域行事に参加する高齢者のためにも、地域の拠点である学校のトイレを洋式化するべき」と訴えました。何より、激甚災害時の避難所の多くが学校となるのですから、喫緊の課題であると強く申し入れたのです。

 この質問がきっかけとなって、京都市の学校トイレ洋式化の取り組みを飛躍的に加速することができました。これも、まさに公明党の実績であると申し上げるものでございます。

(それ以外に、自転車業界唯一の月間専門誌「パーキングプレス」からのご依頼で、京都市の自転車政策を紹介する文章を寄稿したところ大きな反響があり、2月号にも再度掲載されることになった事例を紹介。大きな拍手を送っていただきました。長くなるので割愛させていただきます)

【文化フォーラム】

 さて、今月(11月)の4日に、公明党京都府本部主催の文化フォーラムを開催し大成功を収めることができました。私自身、府本部の文化教育局長として、事前の準備や当日運営の責任者という立場で携わっていたこともあって、ホッとすると同時に、公明党の責任の重要性を改めて実感する場となりました。

 講師は、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏。毎年何十冊という驚異的なペースで書籍を出版している方で、TVなどにも出演されているので、皆さんよくご存じかと存じます。

 講演のタイトルは、なんと「私が公明党を好きな訳」というもの。ビックリですよね。開口一番、「公明党の平和主義は本物だ」と喝破され、公明党創立者のことを「池田先生」と敬愛をにじませて語っておられるのです。ご自身はクリスチャンなので、「公明党や創価学会には何の義理もない」とおっしゃっていましたけど。

 そして、与野党が激突して大騒ぎとなった「平和安全法制」について、「公明党が歯止めをかけただけではない。公明党が与党にいることで日本は戦争できない国になっているのだ」と強調されていました。目から鱗です。

 同時に、消費税率引き上げ時に導入することが決定した「軽減税率」についても高く評価し、「国家の根幹である外交や税制を公明党が前面に出てリードしている時代だ」と述べるなど、公明党の役割に大きな期待を寄せてくださいました。

 7月の参院選も、お陰様で大勝利しましたが、この勢いでますます党勢拡大を目指して、力いっぱい頑張っていこうではありませんか。

【公明党を自信もって語ろう!】

 最後に、「公明党の役割の重要性」をともどもに学び合い、勇気と自信をもって力強く言論戦を展開していきたいと存じます。3点に分けてご紹介します。

 1点目は、「激動の国際情勢、日本のかじ取りを担うのが公明党」であるということです。米国の大統領選挙や英国のEU離脱をはじめ、南シナ海緊迫化と北朝鮮のミサイル発射、韓国の政情不安、イラクやシリアの戦火などなど、数え上げればキリがありません。そんな中、「日本の政治が時代の荒波に翻弄されず安定しているのは、公明党が連立政権にいるからです!」と、声を大に訴えていこうではありませんか。

 2点目は、「弱者切り捨てにさせない役割を果たす」ことが公明党に期待されているということです。年金・医療・介護・子育て支援を充実するのが「アベノミクス」の最大の意義です。だからこそ、大企業や富裕層が潤うだけで中途半端に終わらせないために、庶民の中から生まれた公明党の存在意義が注目されているのです。

 先日、年金受給資格期間が25年から10年に短縮すると決定しました。これで新たに64万人に支給されることになります。野党が繰り返す「年金カット法案」との批判は、全くの的外れです。ぜひ、「公明党が連立政権に踏みとどまって、弱い立場の庶民を守るため具体的な政策を推進している!」と語っていこうではありませんか。

 3点目は、「公明党が憲法問題を真摯な姿勢で議論をリードしている」ということです。7月の参院選では、マスコミの注目が「改憲勢力3分の2」になるかどうかに偏っていました。しかし、自衛隊を憲法に明記するとか戦争放棄を取り下げるか等というような、国論が二分するセンセーショナルなテーマにこだわって政争の具にするべきではありません。どこまでも、国民的な議論を丁寧に粘り強く進めていく姿勢が大事です。

 安全保障は究極の危機管理です。戦争に巻き込まれないためにも、国際社会の中で信頼を深めていく努力は不可欠ではないでしょうか。公明党はどこまでも、憲法の平和主義・国民主権・基本的人権の尊重を守り、70年前の制定当時になかった新たな課題を追加する「加憲」を主張しています。これこそが、最も普遍妥当性のある議論であると胸を張っていこうではありませんか。

 以上、公明党の重要な使命を確認しました。本格的な地方創生が始まります。地域に根を張った草の根の視点が求められます。東京都知事選以降、国と地方の在り方が大きな課題として突きつけられている今、一極集中の中央集権ではなく、市民の暮らしを第一に進める地に足の着いた活性化を推進するには、派閥も世襲も族議員もいないネットワーク政党である公明党が前進するしかありません。

 2017年はきわめて重要な意味を持つ局面であると痛感します。第2伏見支部の党員同志の皆さん、清新な決意を固めて勇躍スタートしてまいりましょう。本日は長時間ありがとうございました!

(当日は、私を含めたすべての登壇者が、各々の役割を果たすため準備を重ねた結果、和やかな中にも引きしまった支部会となりました。2017年の伏見はやりまっせぇ~!)