2024年9月市会レポート
9月24日に始まった京都市会9月市会は、補正予算案や条例案、令和5年度決算などの重要議案を審査し、途中で衆院選を挟んで10月末から決算委員会が再開。月明けの11月6日に最終日を迎えるという長丁場でした。
27日の産業交通水道委員会では、交通局の不祥事(無賃乗車隠蔽問題)について綱紀粛正を訴えた後、産業観光局に「起業家と出会う課外授業」「関西万博機運醸成イベント」について質疑しました。
本会議代表質問は、10月3,4日に行われ、4日午後から公明党議員団の出番となり、青野仁志議員(中京区)中村まり議員(南区)くまざわ真昭議員(左京区)が登壇。建設的な質疑を展開しました。
青野議員団長は、「次期総合計画の長期ビジョン」「新・京都戦略における都市の成長戦略」「スタートアップ・エコシステムの機能強化」「持続可能な上下水道事業構築」について質疑。前向きな答弁を引き出しました。
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中村議員は、「令和5年度決算の評価と今後の市政運営」「子宮頸がん検診」「加齢性難聴に対する適切な支援」「図書館の在り方」について質疑し、「南区のまちづくり」への要望も加えました。図書館では市長が熱く語る場面もありました。
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くまざわ議員は、「視覚障害者への情報提供」「地域で高齢者を見守る取組」「保育人材確保の取組」「各区の実情に応じた防災減災対策」を堂々と質問。頼もしい勇姿に拍手を送りました。
くまざわ議員の質疑は、こちらをクリックしてお読みください。
10月7日からは決算委員会がスタート。その間隙を縫って8日朝一番に議員団11名が松井市長に面談。来年度予算編成への要望を手渡し、活発に意見を交換しました。(11日付公明新聞にも掲載されました)
9日から3つの分科会で局別質疑。私は第3分科会に所属し、産業観光局に対して「企業立地促進プロジェクト」「ものづくり中小企業販路開拓支援」「起業家精神醸成・大学発ベンチャー支援」について質疑し、10日には上下水道局に「管路・施設の耐震化」「災害用マンホールトイレ」「職員の技術力向上と継承」を取り上げました。
11日は、交通局に「市バス・地下鉄事業の決算総括」と「職員の育成と職場風土の改善」を論じ、全庁横断的な取り組みの中で、お客様と接する交通局が先頭に立つよう求めました。
15日は自治記念式典に参列。同日に衆院選が公示されたので、日程が大きく変更され、本格的な選挙戦に突入しました。と言っても全て休止というのではなく、17,18日に常任委員会が開かれ、22日には議員団会議で政策提言や議員提案条例の協議も進めました。
衆院選を終えた30、31日は決算特別委員会市長総括質疑。私は公明党の一番手として30日に松井市長への質問に立ち、「公営企業決算」「都市の成長戦略」「人材育成と職場風土改善」「自転車政策」について論じました。(写真左)
質疑の詳細は「吉田たかおのよしダッシュブログ」に掲載していますので、こちらをクリックしてお読みください。
11月1日に議員会で議案への態度などを協議。連休明けの5日に討論結了し、6日の本会議を迎えました。今回は特別日程のため、国に送る意見書は11月市会に持ち越しました。
今市会は令和5年度決算を真剣勝負で審議し、市民の皆様からお預かりした大切な税金の使い道を検証しましたが、公明党は慎重に審議した結果、一般会計や公営企業会計など全ての決算を認定。最終本会議で増成竜治議員(伏見区)が賛成討論に立ち、勇気凛々と議論を表明しました。
増成議員の討論は極めて重要ですので、こちらをクリックしてお読みください。
本会議の最後に、全議員の共同提案による政策条例「京都市ケアラーに対する支援の推進に関する条例」が全会一致で可決成立しました。長年運動を続けてこられた「ケアラーネット」の方々が多数傍聴に来られていました。終了後に記念撮影もあり、マスコミにも大きく報道されました。本当に良かったです!(写真右)
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わが会派は、昨年からケアラーネットの皆さんと意見交換を重ね、他会派との連携を深める中で超党派のプロジェクトチーム(PT)が発足。まさに理想的な議員立法が推進されたと思います。
PTの座長を務めた寺田議運委員長(自民党)の尽力と、短期間の制定実務を支えた議会事務局調査課の奮闘に敬意を表します。同時に、公明党を代表してPTで議論を重ねた西山信昌議員(下京区)の活躍は特筆ものと称賛されると確信します。
9月市会は終了しましたが、休む間もなく11月市会が月末から始まる予定です。京都市活性化のため、研鑽を重ね精進していく決意です。頑張ります!!